出版社内容情報
なぜ一流のビジネスマン、経営者ほど「歴史」を学び、「歴史」から学ぼうとするのか?自分の生き方・働き方の範として活かすための歴史との向き合い方を、歴史小説の第一人者が自らの体験も踏まえて書き尽くした一冊。文庫化にあたって立命館アジア太平洋大学(APU)学長・出口治明氏との白熱対談「歴史と私」も収録。
内容説明
立命館アジア太平洋大学(APU)学長出口治明さんとの白熱対談「歴史と私」を収録。この見方で、歴史がイッキに「自分」とつながり出す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kubottar
24
仕事やプライベートで苦しい時、過去の偉人たちはピンチをどう切り抜けていたのかを読む。ただ、自分の直面してる問題と他人のそれは環境もレベルも何から何まで違うだろう。しかし、乗り越えていった方法を多面的に観る訓練をすることで、応用できるようになるだろう。2019/11/20
ふたば
5
タイトルと内容にずれがあるように感じて、最後まで違和感がぬぐい切れなかった。歴史が教えてくれるのは、どう考え、どう行動すると、どういう結果が返ってくるかという事例。実際の結果をもとに、今どう行動すれば正しい結果が得られるかの指針を示してくれる。歴史は、人がどう考え、どう行動したかを記録したもの。歴史は繰り返すわけではなく、判断や行動の結果が歴史を繰り返したように見えるだけ。面白い考え方だと思う。成功者の考え方や行動を規範とすれば、大過なく人生を送って行けるような気がする。2019/07/15
konomichi
4
出口先生との対談が目当て。最後の章と対談だけでも一読の価値あり。年取ったら生に近い肉を食え、と。2019/12/24
ほぺむ
4
複眼的視点で見ている、自分の捉え方を持ち、語れる。 こんな人と話せたらどんなに面白いかと思った。 さらに、それを自分の活動に応用できたり、そのような立場に自分を進めていった人はただ者ではないだろう。2019/08/11
河童
3
過去の人物や出来事から帰納的に学ぶ歴史観、そんな歴史の捉え方のようです。中に出てくる偉人のお話はみな面白いです。著者の人生観がよくあらわれていて、それがすなわち歴史観になっています。私も参考にします。2019/11/13