出版社内容情報
戦国の世を生き抜いたおんな城主・直虎の数奇な運命と、そこに見え隠れする徳川家康との知られざる深い縁(えにし)に迫ります。井伊家存続のため女ながらに城主として領地を守り、亡き許嫁の子・虎松(直政)を若き日の徳川家康に引き合わせることで、後の「徳川四天王」の基盤を築いた井伊直虎。本書では、戦国の世を生き抜いたおんな城主・直虎の数奇な運命と、そこに見え隠れする徳川家康との知られざる深い縁(えにし)に迫ります。2017年度NHK大河ドラマがグンと面白くなる一冊。
中江克己[ナカエカツミ]
1935年、北海道函館市生まれ。編集者を経てノンフィクション作家。歴史の意外な側面や歴史人物のもう一つの顔に焦点を当てて、執筆をつづけている。
内容説明
井伊家存続のため、女ながらに城主として領地を守り、亡き許嫁の子・虎松(直政)を若き日の徳川家康に引き合わせることで、後の「徳川四天王」の基盤を築いた井伊直虎。戦国の世を生き抜いた“おんな城主”の数奇な運命と、そこに見え隠れする徳川家康との知られざる深い縁を探る。
目次
第1章 井伊家と松平家の悲劇
第2章 直虎、自ら髪を切って出家
第3章 直盛、桶狭間で討死
第4章 井伊家に射す光
第5章 おんな城主の誕生
第6章 家康に届いた直虎の願い
著者等紹介
中江克己[ナカエカツミ]
函館市生まれ。編集者を経て現在は歴史作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吉田あや
57
新資料の発見と分析から、次郎法師と直虎とは別の人物で、直虎とは次郎法師とは別の男子であったという史実の発表が近いみたいなので、次郎法師=直虎という部分はさておいて。井伊家と徳川家康の繋がりや歴史の流れが知りたかったので、歴史と人物の流れが把握できたり、当然ながらドラマとは違う人物像にびっくりしたりと面白かった。資料がほとんど残されていないので仕方ないけれど、次郎法師は実際にどのように虎松と関わり、心を通わせることがあったのか知ることのできる資料がいつか発見されてほしいな。2017/04/18