出版社内容情報
人生なかばで失脚しすべてを失ったダンテは「冥界」めぐりの旅で何を見たのか。世界文学の最高峰「神曲」の本当の楽しみ方がわかる!
人生なかばで失脚し、すべてを失ったダンテは、「冥界」めぐりの旅で何を見たのか。暗黒の森、摩訶不思議な怪物たち、七つの大罪、天使、神の光、至福と歓喜……。世界文学の最高峰「神曲」の本当の楽しみ方がこの一冊でわかる!
【著者紹介】
忙しい現代人としては、必要な情報だけすぐ欲しい、タメになることだけ知りたい、と思うもの。けれど実際、世の中そう簡単にはいかない……。そんなニーズに応えるべく結成された知的集団。あらゆる最新情報の肝心なところだけを、即座にお届けするのを使命としている。
内容説明
こんなに、面白い話だったのか!暗黒の森、摩訶不思議な怪物たち、七つの大罪、天使、神の光…。世界文学の最高峰『神曲』の本当の楽しみ方がこの一冊でわかる!
目次
地獄篇(黒い森;地獄門;紀元前の善良な人々の棲家(第一の圏) ほか)
煉獄篇(煉獄門まで;「高慢の罪」を浄める(第一の円)
「嫉妬の罪」を浄める(第二の円) ほか)
天国篇(十の天体をめぐる天国の旅)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
41
『神曲』の抄訳と言っても良いでしょう。地獄変にかなりのボリュームを割いています。気になったのは小説風になっていること。サクサク読めますし、『神曲』の入門のような感じなのは良いと思いますが、詩のような世界観が好きなのでちょっと物足りなかったです。2024/03/22
抹茶モナカ
9
ダンテ『神曲』のストーリーをまとめた(らしい)、所謂コンビニ本。『神曲』に挑戦したくて、入門のつもりで読んだ。サクサク読めたけど、本編未読のため、どれだけ上手くまとめられているのか、よくわからない。これくらいの本が、まあ、僕の頭の程度に合ってるのかも。Amazonで古本を買って、読みましたー。2015/03/23
たか
4
ページ数は地獄編7煉獄編2天国編1くらいの配分比率です。2022/03/18
アト
4
「神曲」は読んでみたいけれど、いきなり読める自信がなくて躊躇していたところ、本書を発見した。タイトル通り、確かにとまらなかった。おもしろい! かなり大胆に省略されているみたいだし、易しく書かれているが、全体の流れを俯瞰したかった自分にはぴったりだった。思いのほか気持ちが満たされてしまったがここは止まらず、本家の「神曲」を読み始めた。2016/05/05
cherry☆
3
ダンテの「神曲」。よく耳にする名作だが、内容は全く知らず、取り敢えずどんな内容なのか簡単に知りたかったので今回手に取ってみた。率直な感想としては、小さなことでも悪いことをしたら後が怖いなぁ…と思った。かと言って人間完全な善人として生きることは難しい。また、あまりおどろおどろしい様子をあまりイメージできなかったような…しかし、内容としては すごく分かりやすくまとめてあって読みやすかった。原 作本では「地獄編」「煉獄編」「天国編」と、かなりの長編作なので、内容を簡単に知った上で原作本を読んでみたいと思った。2014/07/07