内容説明
本書では遺伝子工学、臨床心理学などの専門家をメンバーに迎え、より学問的側面から、エヴァの世界と人類の終末のかたちを模索した。新劇場版公開を迎え、新たなるエヴァの謎とその魅力に迫る。
目次
1 仮説―真実は謎の中にある(使徒を作りし者;ゼーレのシナリオ;仕組まれた運命;第3新東京市の謎)
2 検証―全ての核心に迫る(分子遺伝学からの解明;心理分析からの解明;音楽的暗示からの解明)
3 キャラクター―心の存在理由を探る(計算しつくされた設定;特務機関ネルフ所属の者、及びその関係者に関する調査報告書)
4 データ―完全解読の手がかり(TVシリーズ全26話完全データファイル)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこになりたい
1
生物学的、心理学的、音楽的 (というよりかは宗教的?) アプローチでエヴァンゲリオンを解説していく本。生物習ったのなんて6年前くらいだったから生物学的アプローチはちんぷんかんぷんだった。色んな見解があるのも面白いなと感じた。2019/06/05
水曜日
0
エヴァを理解しようと、生物学とか心理学とか聖書とかいろんなアプローチがあると思うけど、結局は成長とは、自分とは、自分のおかれている環境とはなんなんだろうという悩みの話なんだと思う。生きるという感覚が希薄で、意味もなくやってくる試験や締切に追われるというのが今の14歳のリアルだという解釈かしっくりきた。2016/10/20
きこ
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考察本今まで読まない様にしてたけど、意外と自分の考察とにていて、そしてよくここまで調べたなと感心してしまった。笑2016/06/16
儚俣
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専門的な観点からエヴァを紐解こうとする試みは面白かった。しかしながらそれほどエヴァ好きな専門家ではないせいか、事前のブリーフィングの後が如実でストーリーの認識不足もうかがえる。2014/09/09
T
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よく言えば空想科学読本的だが、薀蓄を語っている割りには、表面的にこじつけるだけでストーリーや設定への関連づけは薄く、考察も中途半端で浅い。生物学や心理学への興味を持つきっかけの本としてはよいと思う。2014/06/21