内容説明
恐怖体験者たちの声にならぬ叫び声を、緻密な取材によって浮かび上がらせ、「そのまま」の形で再現、リポート。闇の世界へ誘う一冊。
目次
縊れ鬼
髪の中
残留思念
学校に連れてって
覗き部屋
S岬の怪事件
奇妙な男
理由あり
ねじれた記憶
ヒコサブロー
因果
だるまさんが転んだ
轢いちゃうよっ!
見えない糸
フラッシュバック
共存
著者等紹介
朝業るみ子[アサナリルミコ]
ルポライター。不思議な話、現代の怪異譚を掘り起こすことをライフワークとしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
132
朝業るみ子さんの怪奇譚集「もう二度と話せない恐怖実話」ですが、本文を読むと霊が祟って取り憑かれる恐怖譚だけではなく割合に穏やかでお気楽に楽しめる話も多かったですね。こういう霊が視える方々はクヨクヨと後悔する神経質な性格では務まらないもので逆に大らかでサバサバした楽天的な性格の方が多そうに思えますね。余談ですが同名の歌手の小柳ルミ子さんも霊感がお強いらしいですね。自分の葬儀に出席して「だるまさんが転んだ」遊びみたいに瞬間移動を繰り返す霊の話。女流作家に反戦歌を作詞作曲させて録音したテープで歌うイラク兵の霊。2020/03/13
水沢晶
3
ちょっと変わった感じの怪談集。まあ楽しかった。2025/06/24
chatnoir
2
古めの本だけど、面白かった。 最近の怪談は文章がヘタ過ぎて怖くない。 2013/02/28