内容説明
自分の財産の守り方から、世の中の金のカラクリまで。
目次
1章 親・家庭への提言(“教育の平等”はお題目や。ダマされたらアカン!;受験産業の本質、わしが暴いたる! ほか)
2章 学校への提言(欠陥だらけの教育を補うとっておきの策がある;「キレる」若者につける特効薬はコレや! ほか)
3章 教育への提言(親子の深刻な殺人事件、「真犯人」を考えてみよやないか;そもそも「神」を信じることが悲劇の始まりや ほか)
4章 ゼニへの提言(郵政事業庁が人の“真心”利用して大儲けしてええんかいな?;飲んべえの多いとこは酒も高い!?どういうこっちゃ? ほか)
5章 社会への提言(日本は豊か、しかし日本人は貧乏、ちがうか?;「資格」の勉強始める前に、このことだけは知らなアカン! ほか)
著者等紹介
青木雄二[アオキユウジ]
1945年京都府生まれ。岡山県立津山工業高校土木科卒業。1990年より「コミックモーニング」誌上で『ナニワ金融道』の連載を開始。92年、同作品で第16回講談社漫画賞を受賞。97年、漫画家卒業宣言をする。98年、第2回手塚治虫文化賞受賞。現在は主に講演や著述活動を行っている
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感想・レビュー
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mrbeats197912
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「すべては疑いうる」(マルクス)。青木は、世の中を動かしている支配階級が作ったイデオロギーについて考える余裕がない・日々の仕事に追われている人間を教育する。人は迷惑をかけないと生きていけないからこそ社会性が大切、道具の使い方を教えることこそ教育、寿命を延ばすことよりも必ず死ぬことを真っ向から考えろ、値引きしないものこそ本当に価値あるもの、日本の豊かさは名もなき労働者たちの豊かな人間性の上に成り立っている、などなど。名著『ゼニの人間学』の姉妹本、半沢直樹の原典。2013/09/16