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出版社内容情報
ドイツ人は、リサイクル率が高く、空気を汚さないグリーンエネルギー発電にも力を入れるなど、環境対策にお金をかけているにもかかわらず、経済成長を続け、個人の年収も上がり続けている。一方、日本では25年以上前から経済が停滞し、年収も上がっていない。なぜドイツ人は“経済成長=年収アップ”と“環境対策”を両立できているのか。その秘密を、日本人にも参考になる提言とともに、在ドイツのジャーナリストが明らかにする一冊。
内容説明
年収=ドイツ168.2%にアップ、日本は96.9%にダウン(1995年→2021年。現地通貨による比較。OECD調査)。国・企業・個人…「環境」に多くのお金を使っても、ドイツが経済成長を続けている秘密とは!経済、収入、環境、働き方、生活…もう一つ上の「豊かさ」を考えるヒント。
目次
第1章 環境対策に莫大なお金をかけながら経済成長を続けるドイツ
第2章 ドイツ人はなぜ、多少の不便を受け入れても環境を重視するのか
第3章 ドイツの計算ツールで、自分が出すCO2を“見える化”しよう
第4章 環境と利益追求の両立を目指すドイツの企業戦略
第5章 環境と経済成長の両立を目指すドイツの国家戦略
第6章 人と環境を大事にしつつ、生活を「豊か」にするヒント
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
9
ドイツでの官・財・民の環境(CO2削減)への取り組み。製造業においては、環境への取り組みこそが収益の元になっており、個々人ではCO2排出への意識が広範、公的部門でもそれを助成する支出を増やしていて、なるほど本邦とは進捗が異なる。 中でも企業の取り組み、エネルギーの脱ロシアを兼ねて、再生可能エネルギーの拡大や化石燃料の代替とて水素を用いる技術といった環境投資こそが利益の源で、且つ成長分野にもなっていると。 タイトルにはそぐわぬ感が残りましたが、大海を知らぬ身には、コンパクトにまとめられた良書でした。2023/02/13
はやひで
0
ドイツが環境先進国としていられるのは国民性によるものかと思うし、きっと昔(昭和まで)の日本ならばできたことのようにも思う。この国は技術で成り立ってた国なんだから同じようにやれば復権出来るんじゃないかな?2024/01/07
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