青春新書インテリジェンス<br> 撤退戦の研究―繰り返されてきた失敗の本質とは

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青春新書インテリジェンス
撤退戦の研究―繰り返されてきた失敗の本質とは

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784413044608
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0230

出版社内容情報

21世紀を生きる私たちに大いなる示唆を投げかける渾身の対談書。同名の名著に新たに加筆の上、リニューアル復刊!

戦後70年の今、あえて問い直す──日本人はあの戦争に「何を」置き忘れてしまったのか!情報を軽視し、成功体験を追いかけ、撤退のタイミングを見誤る…繰り返される失敗の本質を浮かび上がらせ、21世紀を生きる私たちに大いなる示唆を投げかける渾身の対談書。同名の名著に新たに加筆の上、リニューアル復刊!

【著者紹介】
1930年、東京生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを歴任。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(文藝春秋、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(文藝春秋、山本七平賞)、『昭和史』(平凡社、毎日出版文化賞特別賞)などがある。

内容説明

戦後70年、あえて問い直す―日本人は「何を」置き忘れてしまったのか!現代を生きる私たちにとっての「あの戦争」とは。

目次

第1章 なぜ失敗に学べないのか―成功体験の復讐(大惨敗はありえなかったはずのミッドウェー海戦;ミッドウェーまでは日本のほうが戦力が上だった ほか)
第2章 なぜ情報が軽視されるのか―精神主義の呪縛(ノモンハンで技術革新より精神論を学んでしまった陸軍;マネー敗戦も負けるべくして負けた ほか)
第3章 平時のリーダー、戦時のリーダー―撤退戦の研究(無能な指揮官、四つのタイプ;山本五十六には戦時のリーダーとして絶対に必要な資質がなかった ほか)
第4章 組織を伸ばす人事、潰す人事―エリート主義の死角(参謀重視の伝統が無能なリーダーを生み続けた;スペシャリストを重用する企業が勝つ ほか)
第5章 なぜ、誰もそれを止められないのか―歴史の超克(日本が太平洋戦争に突入していった四つのポイント;日本は、戦争に突入しない選択もできた ほか)

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを歴任。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(文藝春秋、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(文藝春秋、山本七平賞)、『昭和史』(平凡社、毎日出版文化賞特別賞)などがある

江坂彰[エサカアキラ]
1936年、京都生まれ。作家兼経営評論家。京都大学文学部卒業後、東急エージェンシー本社マーケティング局長、関西支店長を経て、独立。『冬の火花』(文藝春秋)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

153
最近思うのですが、第二次大戦中の日本軍の行動についての本を仕事柄いくつか読んでいるのですが、同じような感じの内容が見られます。マスコミというのは戦前も戦中も戦後も同じようなことを行なっている気がします。少しは別の観点からも分析してくれないかと思うのですが、日本軍の欠点ばかりを論じている気がします。これも半藤さんと江坂さんが対談をしたのをそれぞれの文章にしています。いくつかは結構新鮮なものもあるのですが、最近ははなにつくものも多くなりつつあります。出版社も少し考えてほしい気がします。2016/03/07

yamatoshiuruhashi

47
半藤一利と江坂彰の対談本。話し言葉であるから非常に分かり易い。表題から撤退戦の評価をしたものかと思い買ってみたが、戦術的な話ではなく、戦略眼を持って如何に手を引くべきであったかと言う部分が中心となっている。個別の指揮官の判断を読むつもりだったのだが、政治的な判断がいかにできていないか、戦争の主目的は何かという部分が中心であった。これはこれで面白い。江坂氏が山本五十六を過度に評価しないという態度は非常に共感が持てる。ここでの主題は何故、結末を見据えた戦争ができなかったかと言うことで把握すれば教訓大きい。2022/09/06

masabi

15
太平洋戦争の撤退戦に関する考察をベースにバブル崩壊までの企業経営について触れられているのだが、軍事戦争と経済戦争とどちらも中途半端に思える。企業経営に関しては具体的な事実に欠け抽象論の域を出ない。軍事戦争の面ではリーダー論と人材育成、抜擢といった人事システムを中心に論じることから敗因をアメリカとの工業力、物量の差というよりも開戦前の情報収集分析の時点で適切な意思決定ができなかったことに求める。現代にも通ずる成功の復讐や硬直化した人事システムが現れた。2016/01/05

てつJapan

12
【良かった】失敗を学ばない、他の国に学ばず自画自賛に溺れる、など教訓が多いです。日本はすごい論調が吹き返してきた今、この本を読むと日本人はなんど同じ失敗を繰り返すのだろうと思います。2020/08/15

たくのみ

12
あんな惨敗になるはずがなかったミッドウエー。「日本は前に成功したからと言って、同じ手を使って失敗している」第三次ソロモン海戦でも同じように失敗する日本。逆に、パールハーバーに学び、知力を駆使し作戦を読み切るレストン。対して、海戦直前に人事異動をしてしまう海軍。諜報戦、外交戦をくりひろげ金子賢太郎、明石元二郎の努力もあって人材の総力戦をやり辛勝した日露戦争。その勝利に驕り、三代目の一等国幻想が日本を滅ぼしてしまう。失敗に学ぶ、太平洋戦争の教訓を忘れない。いまの政権にそれがあるか。はなはだ疑問です。2016/07/10

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