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青春新書インテリジェンス
いのちの作法―自分の死に時は、自分で決める

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784413043588
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

内容説明

昨今、人の死にも「孤独死」や「自立死」、あるいは「自然死」などさまざま名づけられるようになり、一層、死を考えることは現代日本人にとって切実かつ重要な問題になった。本書は、人間の生き方について思索を重ねてきた著者が、モンテーニュ、ショーペンハウエル、夏目漱石、吉田兼好、道元といった賢者の言葉から、「矜持ある生と死」について再考した意欲作。

目次

1(固有の死がなくなった;家で死を看取っていた時代;死を隠蔽した不幸;人は死にどう処してきたか;先人たちはこう考えた)
2(死に憧れる人々もいた;死の自覚こそ生を深める;ただちに今を生きよ;長生きするばかりが能ではない;寒暑なきところ)
3(病牀六尺;「今ココニ」生きる;今が永遠、永遠が今;生きている限り死はない;去らぬ時間)

著者等紹介

中野孝次[ナカノコウジ]
1925年、千葉県生まれ。東京大学文学部独文科卒業。カフカ、ノサックなど現代ドイツ文学の翻訳紹介、日本文学の批評、小説、エッセイなど多彩な執筆で活躍。76年『ブリューゲルへの旅』で日本エッセイスト・クラブ賞、79年『麦熟るる日に』で平林たい子賞、88年『ハラスのいた日々』で新田次郎賞、2000年『暗殺者』で芸術選奨文部大臣賞をそれぞれ受賞。2004年没。享年79(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

20
○道元や兼好、エピクロス等の言葉を引用しながら著者の考える生死について書いています。皆どう生きるかについて述べており、参考になりました。2024/03/25

残心

1
「この世はつねに仕合せでなければならぬ、少なくともそのように見えさせておかねばならぬという暗黙の要求は、テレビが生活の中に定着するにつれますます支配的になってきたように思われる。」 「人は死をあらかじめ体験することはできないのだから、死については知ることはできない。自分の知ることのできぬものについて恐れるほど愚かなことはないと、セネカもソクラテスと同じように考える」「よく生きることを考えることが、死への最高の対処」 徒然草~「―されば、人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々に楽愛しまざらんや。」2020/09/08

haru

0
今を生きる2013/12/04

まゆみり

0
日々生きること。長生きが意味のあることではない2012/06/10

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