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内容説明
何気ないひと言から、知性が疑われます。“バカに見える”その理由とは。
目次
第1章 ごまかしの日本語―論理的に説明できないことをぼかす(「みんな言ってます」;「昔からこうだから、これでいい」 ほか)
第2章 自己チューな日本語―物事を決めつけたり、自分の考えを押しつける(「私って○○な人だから」;「私って○○じゃないですか」 ほか)
第3章 距離感がわかっていない日本語―上から目線、仲間内しか通じない言葉…(「行けたら、行きます」;「ご存じないんですか?」 ほか)
第4章 ワンパターンな日本語―語彙が貧困で、物事をひとくくりにする(「いまの若者は」「○○人は」;「幕末の志士たちは…」 ほか)
第5章 理性のない日本語―感情的な言い回し、甘えた表現…(「むかつく」;「上司がバカだから」 ほか)
著者等紹介
樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程満期退学。仏文学、アフリカ文学の翻訳家として活動するかたわら、受験小論文指導の第一人者として活躍。通信添削による作文、小論文専門塾「白藍塾」主宰。小学生から社会人まで幅広い層の文章指導に携わる。多摩大学経営情報学部教授。京都産業大学文化学部客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤枝梅安
26
軽く読める新書。筆者は小論文指導で有名な人。普段何気なく使っている言葉が、実はとんでもない間違いや、相手を不快にさせる要素を含んでいることを、わかりやすく解説している。が、筆者の助言を必要としている人々はこの本を読まないのだろうなぁ。逆説的にメディアの限界を感じさせる1冊。2012/06/14
吉野ヶ里
24
まあ、そうね。みたいな本。紙の束よりは有益。目上の人をムカつかせないように気をつけましょー。はい。バカに見える日本語ってより、著者の嫌いな日本語って感じ。上司の方が部下よりも正しい、みたいな偏見を感じる。でも、まあ、そうだよね。そういうゲームだよね。しょーがないね。2016/03/07
Maiラピ
19
う~ん、わかるけど、わかるんだけど・・・。2012/06/17
テツ
16
自分自身のことは棚の一番上に放り投げてからになるけれど、バカにしか見えない言葉遣いって確かにあるよな。身内ノリで使用する分には楽しいのだけれど、そうした言葉遣いがスタンダードになってしまっている方ってかなり多い。SNSでもこの方は定型文を繋ぎ合わせたような文章でしか他人とやりとりできないのではないかと疑ってしまうケースが山ほどある。語彙力こそが知性だと何かで読んだ気がするけれど、自らの内側に溜め込んだ様々な言葉遣いを場に合わせて選択する能力も知性だよなあ。どうせなら賢くなりましょう。装いましょう。2023/09/11
のり
12
ごまかしの日本語「気がします」「思います」は、感想を書く上でよく使っていると反省。「ヤバいです」「フツー」「そんなもんだよ」「いまの若者は」「昨日寝てないんです」など目次の言葉を読んでいるだけでも、不快になりました。他者に不快な思いをさせない言葉遣いをしていきたいです。解説に頭のよさそうな日本語での対処法も書いてあるのが参考になりました。2015/09/06
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