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内容説明
なるほど、こんな世界があったのか!―空海が求めた救いと信仰の本質にふれる。
目次
序章 空海と密教
第1章 空海の雌伏
第2章 空海の入唐
第3章 空海の研鑽
第4章 空海の教え
第5章 空海の高野山
第6章 真言密教と高野山
第7章 高野山の仏事
著者等紹介
中村本然[ナカムラホンネン]
1955年神戸市生まれ。高野山大学大学院博士課程修了。現在、密教文化研究所所長、高野山大学教授。専攻は、弘法大師の思想並びに真言教学史、真言密教の安心論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
2
虚空蔵求聞持法の修行(28ページ)。記憶力強化の方法が印刷技術がなく、書物は貴重だった。実践法は、①閑静で東側、虚空蔵菩薩像を前に置く、②真言を50か100日間、百万回。日の出と同時に始め、一万回で8~10時間かかる、③修行完遂の暁には、一度だけで他の経典も記憶できる(31ページ)。行基のように、空海も満濃池を修築した(84ページ~)。讃岐国で民衆参加をしつつ、今日も貯水量1540万キロリットルあるようだ(87ページ)。綜芸種智院は庶民の教育機関。あらゆる学問と仏の智恵を重視した。2012/08/29
nagi☆
1
シルバーウィークに高野山に行く。そのための、ちょっと詳しい硬派なガイドブックとしてちょうど良かった。コラムがためになった。2015/09/15
黒ハリ
1
先祖代々が信仰してきた真言宗について知っておきたくて読んでみた。各宗派の誕生経緯までは載ってなかったけど、高野山と東寺とで過去に権力争いもあったようで、真言宗同士でも宗派であまり仲良くない場合もあるのかな。。他宗教の法然や親鸞の墓が高野山の奥之院にあるというし、他の宗教との関係性はどうなのかな?と新たな疑問が生まれた。2015/04/30
T2y@
1
高野山のガイドブック的な内容と言うべきか。 新書のボリュームで、密教・空海・高野山を網羅的に知るには良い一冊。 「三業」「三密」においては、より学びを進めたい。2012/07/15
無空色有
0
空海という人の事は教科書で名前を覚えた程度で今までほとんど知識が無かったが『真言密教がわかる』というタイトルに惹かれ読んでみた。前盤から中盤にかけて空海の人となりと空海が如何に真言密教と関わったのかという事が詳しく書かれていて空海という人に興味をそそられる。同時に真言密教そのものはすぐに理解できる様なものではないが深く知る価値があるものと思えた。 2012/11/06