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内容説明
政府は「復興のため」「将来世代にツケを回さないため」などと繰り返し主張し、増税を強行しようとしている。だが、現時点の日本が増税すると逆に政府の減収になり、デフレが深刻化し、日本の虎の子である供給能力が失われる。かえって、将来世代にツケを回すことになりかねないのだ。
目次
第1章 増税が“世紀の愚策”であるこれだけの理由
第2章 誰が日本の「財政破綻」を喧伝しているのか
第3章 増税と緊縮財政で恐慌に突入した欧州の惨状
第4章 大マスコミと財務官僚の“言い分”の裏にある思惑
第5章 デフレの放置こそ国民生活を苦しめ続ける元凶
第6章 今こそ日本政府が行うべき成長のための施策
第7章 日本復活へのカギを握る「新世代の公共投資論」
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
作家、経済評論家、中小企業診断士。1994年、東京都立大学(現首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業ノーテルをはじめNEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立。経済指標など豊富なデータをもとに、経済を多面的に分析する。単行本執筆と同時に、雑誌への連載、寄稿、テレビへの出演、講演活動など多方面で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
誰もが自分たちに都合の良い方向に議論を導こうとして発言する。しかし、それらの発言は必ずしも全体にとって最適なわけではない。それどころか、ごく一部の人間を除けばマイナスにしかならないこともあり得る。テレビで報道されていることも全てが真実という訳ではない。言われた内容に対して本当に正しいかを疑う姿勢を保つ必要がある。2017/05/17
金太郎
2
財務省ひどいな2012/05/12
orii_y
1
財務省の財務省よる財務省の為の増税!増税しても税収増にはならず官僚の天下り先が増えるだけ。デフレ脱却&名目GDPアップなくして財政再建なし。2012/06/03
おが@Rock with you
1
メディアも世論も「後の世代のために増税やむなし」という論調が目立つことに違和感を覚えて読んでみたが、かなり面白く読めた。増税が嫌だからという感情論からではなく、今とるべき適切な処置でないからこそ、勇気を持って増税に反対することが国民に求められているのかもしれない。2012/01/17
めい
1
テレビで著者を見ることは多かったが本を読んだのは初めて。普段マスコミに出ない情報が多く考えさせられる。このままでは増税路線は決定的なのでどうにかして世論を変えるなり政権が変わるなりしないと。2012/01/05