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内容説明
環境破壊、地球温暖化に歯止めをかけるため、ペットボトルや紙を「リサイクル」したり、ゴミを細かく分別したりするといった「エコ活動」は、もはや「常識」となっている。しかし、そのエコ活動こそ、皮肉にも環境破壊を進める原因である。本書では、実は環境に悪い「リサイクル」の隠された真実を明るみにし、本当に環境にやさしい生活とは何かを解説する。私たちがこれまで考えていた「良いこと」と「悪いこと」の価値観が大きく変わる1冊。
目次
第1章 「リサイクル」が環境を汚す
第2章 大切な資源を食いつぶす「再生紙」
第3章 「省エネ家電」に買い替えてはいけない
第4章 間違った理解の「環境にいいもの悪いもの」
第5章 「環境の時代」でも止まらない利便性の追求
第6章 都合のいい「エコ運動」にだまされるな
第7章 環境のために私たちは何をするべきか
著者等紹介
武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年東京生まれ。工学博士。専攻は資源材料工学。東京大学教養学部卒。名古屋大学大学院教授を経て、中部大学総合工学研究所教授(副所長)。多摩美術大学非常勤講師、上智大学非常勤講師を兼任。日本工学アカデミー理事。内閣府原子力安全委員会専門委員。文部科学省中央教育審議会および科学技術審議会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mikky32
2
紙やペットボトルなどのリサイクル、「省エネ」の家電や車への買い替え、レジ袋削減など、なんだか変だなあと思っていたさまざまな「エコ活動」について、何が変なのかを解説してあって納得できることが多かった。ただ、やたらに単純化したり論理の飛躍があるようで、まるごと鵜呑みにするのも危ない感じ。この人の本はもういいや、他の人の意見も読んでみなくては。2011/03/16
ニョンブーチョッパー
1
◎2010/04/19
renren
0
資源の純化精錬コストからのごみ処理法の提言(分別してから処理するのでなく、混ぜて燃やした灰を分別するのが一番低コスト高効率)は真面目に一度大規模にシミュレートして検討してみてほしい。頷け参考になる提言も多いが、いかんせん、素人を説得したさのあまりなのか、論拠不明だったりレトリック頼みのところがあるのが惜しい。もっときっちり詰めたり論拠を示してほしい。2011/04/29
最終バック九番手
0
2000年刊行の『環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない』を改題、加筆・修正、再編集したものです、ってこの本自体がリサイクルだったのかい!…自説に都合がよくなるように各種データを自由自在に扱えたり存在してなくてもデータそのものを創造できちゃうテクニックを堪能するにはもってこいの一冊…第1刷:2009年7月15日…本体770円2010/05/11
takejin
0
リサイクルしない。大事に使い捨てする。環境問題でエコエコとうそをつかない。ゴミは全部燃やしてしまおう。が、本当のエコであると。リサイクルに使用されるエネルギーは、一から製造するのに比べて、コストとエネルギーが必要。だから、分別という「不毛な」活動をやめて、ゴミは全部燃やしてしまおう。紙とプラは燃料として使用しましょう。温暖化もうそばかりなので、正直な話を。大半に賛成です。まあ、化石燃料は節約したいけど、分別リサイクルは化石燃料消費だから、プラゴミは燃料にする。エコにだまされるな。2010/05/06
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