青春新書インテリジェンス
美女の骨格―名画に隠された秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784413042369
  • NDC分類 701.5
  • Cコード C0271

内容説明

「美しい」には理由がある。ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」―大人の骨格で描かれた幼いキリスト、ミケランジェロ「原罪」―生身の女性以上にダイナミックなイブの秘密、ルーベンス・裸婦像―ふくよかな肉体の下に描かれたものとは、ほか、レンブラント、歌麿、手塚治虫…の作品のまったく新しい見方。

目次

はじめに 骨が美を語る「美術解剖学」
第1章 美しさの秘密は“骨”にあった(“見た目の印象”はどこでつくられるのか?;顔はこんなに骨格の影響を受けている ほか)
第2章 絵画は骨格で読み解くと面白い(絵画の「顔の見方」は二つある;絵の具の違いが生んだ表現の違い ほか)
第3章 「美人画」が教えてくれる美の変遷(日本の美術解剖学の生みの親は森鴎外;鴎外後の美術解剖学の立役者たち ほか)
第4章 “美女の境界線”はどこにある?(顔が小さいほど美しい?;世界に通用する美女の共通点 ほか)

著者等紹介

宮永美知代[ミヤナガミチヨ]
兵庫県神戸市生まれ。東京芸術大学美術学部助教。美術解剖学会、日本顔学会理事。女子美術大学芸術学部(日本画専攻)卒業後、東京芸術大学大学院美術研究科(美術解剖学専攻)修了。その後、東京大学理学部人類学教室研究生を経て、東邦大学医学部で医学博士を取得。現在は、東京芸術大学大学院美術教育(美術解剖学2)研究室、また、学部専門教育科目・美術解剖学で教鞭をとる傍ら、全国各地の大学で講義を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koning

45
美術解剖学といかに過去の画家は美女を描いてきたかという感じの軽い読み物。男女の骨格の違いとか東西の絵画の方向性の違いであったりを改めてという感じ。いわゆる復顔で皇女和宮と家重公の骨格から復元されたお顔はやはりノーブル(この辺の骨格がノーブルっぽくなる習慣の積み重ねとかその辺の話も)。いわゆる縄文だ弥生だって話だとか、美人の基準の移り変わりとかそういうのもちょろっと語られる。色々とその後を妄想するのもいいかもねって感じで。2016/05/22

菜の花

3
美術解剖学って初めて聞いた分野。美大を出て、医学博士でもある東京藝大の助教no著者が、「美人」を頭蓋骨で説明。美術解剖学の歴史、数々の美術作品とそこに描かれた「美女の骨格」について語ります。こんな世界があったとはー。2010/07/22

sfこと古谷俊一

2
美術解剖学の解説本かと思ったが、美術解剖学というものについての解説本であった。森鴎外が日本人として最初に美術解剖学を講義したのね。2009/05/16

キリ

1
美女の条件の「時代の先取り」というのは言いすぎじゃないの? と思ってしまう。わかるけど。2014/10/09

キリ

1
文字が大きいので読みやすい。絵を描く人にはどうして骨格の把握が必要なのか、なんとなく分かる。美人画の予習にも最適。2014/10/06

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