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内容説明
小泉人気、大人買い、ニート…今、何が変わろうとしているのか?“未成熟社会”の実像に迫る。
目次
第1章 大人はどこに消えた?
第2章 「大人らしさ」の正体
第3章 未熟な大人が引きずる過去
第4章 リスクで芽生える大人意識
第5章 大人買いの深層心理
第6章 「ことば」がつくる大人の社会
第7章 大人という宿題
著者等紹介
野村一夫[ノムラカズオ]
1955年大阪生まれ。社会学者。国学院大学経済学部教授。法政大学大原社会問題研究所研究員。インターネット上の社会学サイト「ソキウス」の作者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
12
大人論の多くが「大人とはかくあるべき」という若者論である。これに対して本書は社会学者が「いまどきの大人とはどうあるべきか」と設定して論じたもの。著者の立ち位置は、「大人とはある種の知的態度である」であり、それこそ手当り次第に思考を走らせている。「大人がいるのではない、大人が演じる者、大人としてふるまう者がいるのだ」ということ、この「大人らしさ」に疑問符をつけ、新しい世代の新しい大人の「大人らしさ」について語ろうと提案している。あまり刺激的ではないが、学者らしい本といえようか。2013/05/19
Arowana
3
自分も含めて多くの人が社会に対し、内心抱いているもやもやとした不満・疑念とその理由をおおかた著者に代弁していただいた感があり、しっくりきた。論点の整理ができて良かったと思う。2013/04/05