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内容説明
なぜ、「オヤジ臭い」のか。どうして、酒はいい香りなのか。「におい」博士が解き明かす不思議な世界。
目次
第1章 「におい」とは一体、何か(においの不思議;嗅覚のシステム ほか)
第2章 基本の「におい」を探る(におい研究事始め;基本となる香りを探す試み ほか)
第3章 「におい」研究の最前線(実験の現場から;嗅覚と味覚 ほか)
第4章 「におい」コレクションの中から(加齢臭;死体 ほか)
第5章 気になる「におい」と「香り」の話(悪臭の話;においと病気 ほか)
著者等紹介
外崎肇一[トノサキケイイチ]
理学博士。明海大学歯学部教授。専門は口腔生理学。東京教育大学理学部生物学科卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。聖マリアンナ医科大学生理学教室助手、アメリカ合衆国フロリダ州立大学生物学客員研究員、朝日大学歯学部教授、岐阜大学農学部獣医学科教授(大学院連合獣医学研究科教授を併任)などを経て、平成14年より現職。栃木県出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
8
●ある日、男が自殺しようと家のガス栓をひねった。部屋中にガスが充満して、もう少しで死ねる寸前となったが、なぜかどこからともなくみそ汁のにおいがしてきた。 →そのにおいを嗅いだ途端、その男は自殺を思いとどまったという。 ●ジャスミンの香りの主成分は「スカトール」という物質で、実は、糞便のにおいと同じ成分。糞便愛好を表すスカトロは、このスカトールからきている。 ●象の鼻 :器用さは、針さえつかめるというほどである。嗅覚はするどい。水の在処を探し当てることにも長けている。 ・・・本文より 2020/02/21
ささ
1
私の持っているにおいに関しての書籍の中で一番「科学」していた。まだにおいに関してはわからないことだらけだったということが分かった。フェロモンは他に働きかけるホルモンのような物質だと言う事がわかった。2014/04/08
かんば
1
匂いには様々なパラメータが存在する。著者は嗅覚はにおい、健康、感情、文化・習慣の四つが相互に作用して成り立っていると述べている。2011/10/23
在賀耕平
0
視覚や聴覚に比べて、解明が遅れている「嗅覚」について書かれている本だが、研究が進んでいないということがとてもよくわかった。 何しろ現状では、どんな測定器よりも人間のほうがよっぽど精度よく香りを分析してしまう。個人差が激しく、その人の肉体的精神的状態により嗅覚は変わってしまうので、数字的に把握することが大変に難しい。 本の最後のほうは「SF小説にみるにおい」とか「本やに入ると便意をもよおすのはなぜか」など匂いの研究のあたりからずれていくあたりが、嗅覚をテーマに一冊の本を書くことがいかに難しいと物語っている2015/01/25
千華
0
ジャスミンの匂いの元はスカトールということが衝撃だった…2014/04/09
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