出版社内容情報
哲学の要素を応用して、わかりやすく伝えるだけでなく、深みのあるウィットに富んだ会話をする方法を伝授。
瞬発的に的確な言葉を選び、相手の意図を組み、相手の心に響く表現を使うには、ふだんからコトバの裏を読む力を鍛えたり、表現の幅を広げるために語彙を増やしたりしていないとなかなかできない。そのために「哲学」の要素が多いに役に立つ。メタファー(たとえをうまく使う)、ブリコラージュ(即興)、強度(メリハリをつける)、エポケー(いったん停止させる)…本書は、哲学の要素を応用して、わかりやすく伝えるだけでなく、深みのあるウィットに富んだ会話をする方法を伝授。真の話上手、聞き上手、伝え上手になるために必読の一冊!
【著者紹介】
哲学者。徳山工業高等専門学校准教授。1970年生まれ。京都市出身。京都大学法学部卒業。名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。専門は公共哲学・政治哲学。商社、市役所、フリーターを経た異色の哲学者。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。各種メディアでも積極的に発言。ブログ「哲学者の小川さん」。
内容説明
結局、心に響くのは、あなたの頭の中にあるオリジナルの言葉です。ソクラテス、ヘーゲル、ヴィトゲンシュタイン…賢人の対話術がこの一冊で身につく!
目次
第1章 「会話力」は、「思考力」!(「人間は万物の尺度」だから、伝え方が大事;「世界最強のプレゼン」は哲学しないと生まれない ほか)
第2章 「伝える力」が身につく思考パターン20(弁証法―「ネガティブ」に表現を「プラス」に変える;メタファー―「たとえ」をうまく使う ほか)
第3章 古今東西哲学者は伝え上手だった(ソクラテスの問答法―もっと深い話ができる;パスカルの箴言―リズムよくわかりやすく伝える ほか)
第4章 プレゼン・雑談…シーン別テクニック活用法(プレゼン―1000人を惹きつけるモノの言い方・振る舞い方;交渉―自分も相手も納得の「落としどころ」で決着させる ほか)
第5章 誰もがあなたに好感をもつ対話の場の作り方(いい雰囲気を作る:ギブソンの「アフォーダンス」;相手の関係者になる:サルトルの「アンガージュマン」 ほか)
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
哲学者。徳山工業高等専門学校准教授。博士(人間文化)。1970年、京都府生まれ。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。京都大学法学部卒業後、伊藤忠商事に入社。退職後、4年半のフリーター生活の後、名古屋市役所入庁。名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。専門は公共哲学・政治哲学。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。