内容説明
いただいたいのち、つないでいくいのち、どう生きていきますか?何よりも「あなたが大切」だということを忘れないでください。助産師である著者が伝える、「いのち」と「性」へのメッセージ。若者やその親、親になったばかりの人など、全世代に読んでもらいたい一冊。
目次
第1章 あなたのいのちは奇跡です―“いのちの現場”からわかった大切なこと
第2章 生きること、生き続けること―親はあなたより先に逝きます、どうやって生きていきますか
第3章 幸せな恋から、すべてがはじまる―傷ついた女の子たちをたくさん見てきました
第4章 いのちを大切にできる人になってください―いまを変えなければ、あなたの未来は変わりません
第5章 いのちをいただいて、はぐくむ―いつか親になったとき、子どもに何を食べさせますか?
著者等紹介
内田美智子[ウチダミチコ]
1957年大分県竹田市生まれ。助産師。国立小倉病院附属看護助産学校助産師科卒。1988年より内田産婦人科医院に勤務。同院内で子育て支援の幼児クラブ「U遊キッズ」を主催。思春期保健相談士として思春期の子どもたちの悩みなどを聞く。九州思春期研究会事務局長、福岡県家庭教育アドバイザー。「生」「性」「いのち」「食」をテーマに、講演活動を精力的におこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽子
17
再読。助産師の著書が「いのち」をテーマに、私達が生まれてきたことがどんなに素晴らしいことなのかを助産師として経験してきたことを青少年や親になる人達に熱く語っている。内容は、ガンの母親が命を懸けて子を産んだ話やDVや虐待、食べ物を大切にすること、途上国の子供たちのことなど多岐にわたっている。「いのちは大切」というよりも「あなたが大切」と育てられることの大切さが心に響いた。私は若い頃に母を亡くした。後に出産・子育てを経験し、その苦労を知っても、感謝を伝えることできないのが残念。素敵なメッセージが込められた本。2019/01/07
みー
9
中高生を対象にした「命」「生きる事」について書かれた本。勿論「出産」や「セックス」についても触れているが、それ以外「生きる事=食べる事」と言う観点から、「食」についてや、恋愛(DV)・現代のテレビ状況・自立についてなどといった、幅広いテーマを取り上げている。その範囲はとても広いので、一つづつの掘り下げ度は深くはないが、それで十分なのだと思う。小難しいことを並べて書くよりも、知っておいた方がいい事・知らなければならない事を簡潔に書いて、伝わりやすい内容になっている。2015/09/06
ぽぽんた
8
著者の内田さんは助産師さん。16歳思春期の子どもたちへのメッセージがたくさんつまった本。どんな子も、「親に何もしてもらってないことはない」。子どものためなら親はどれだけでもがんばれるけど、子どもが自分の親にしてあげられることは何なのか。かっこいい男性とは、幸せな恋愛とは。素敵な大人になるためにできることとは。生まれること、産むということ。私はもう大人になってし結婚して子どもも産んだけど、大切にしていきたいことが満載の本でした。とりあえず明日、「産んでくれて、育ててくれてありがとう」って伝えようかな。2019/01/13
しゅー
7
16歳のためと書いてあるが、大人が読んでもボロボロ泣ける泣ける内容だった。母の事はほとんど知らなかったけど、私を命がけで産んだという事だけでありがたいと思えた。2016/11/19
みぇい
7
サブタイトルが『16才のための、いのちの教科書』とありますが、大人にも読んで欲しい1冊。2016/08/03
-
- 電子書籍
- 完璧な王子様と運命の乙女 全年齢対象ゲ…