出版社内容情報
2011年2月26日、生誕100年を迎える岡本太郎。
勅使河原宏氏、石原裕次郎氏、石原慎太郎氏、北大路魯山人氏、川端康成氏、瀬戸内寂聴氏、梅原猛氏、ジョルジュ・バタイユ、カラスのガア公らと、太郎氏との交流を描く本企画は、養女であり、パートナーであった岡本敏子氏が、亡くなる直前まで執筆していたものです。
残念ながらすべてを書き終えることはできませんでしたが、完成した原稿もいくつか残されていました。また、雑誌などに寄稿したもので、本企画にふさわしいと思われる原稿をファイリングされていました。
幻の企画であった本書が、太郎生誕100年という記念すべきタイミングで甦ります。
■著者紹介
1926年千葉県生まれ。東京女子大学卒業。48年、岡本太郎の秘書となる。以来、あらゆる制作に立会い、取材に同行、口述をメモし、執筆を扶ける。62年には岡本太郎の養女として入籍し、公私において岡本太郎を支える。岡本太郎没後は、岡本太郎記念館の館長として運営に当たるとともに、講演・執筆など精力的に活動。最期まで、「太郎の遺伝子」を人々の心に発信し続けた。
内容説明
岡本太郎生誕100年。石原裕次郎氏、石原慎太郎氏、北大路魯山人氏、川端康成氏、瀬戸内寂聴氏、梅原猛氏…太郎との交流を描く幻の遺稿。
目次
石原慎太郎
石原裕次郎
丹下健三
瀬戸内寂聴
川端康成
北大路魯山人
勅使河原宏
梅原猛
パブロ・ピカソ(岡本太郎)
ジョルジュ・バタイユ
花田清輝
海藤日出男
岡本かの子
カラスのガア公
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
21
岡本太郎とかかわりのあった人たち、そのエピソードをドキュメンタリ風に書いた本でした。著者の敏子さんからの視点だから、当然のように偏りがあるのだけども、それが一貫していて、そして愛情にあふれているというのがステキでありました。様々な人との付き合いから、偏屈そうだけども、可愛らしいところだとか、様々な話が面白い。月なんて、いいところに勝手に出てくるもんだと思ってたという言葉を吐いていたというのが、いかにもと思えて面白かった。2018/02/05
海(カイ)
10
【図書館】イメージとは、実に恐ろしい。“岡本太郎” という人間を私は、よく知らなかったのだと実感した!好きだったのは、作品だったのだろう。“岡本太郎” は、本当に人間的な人なんだと思った。2016/11/15
サワコ
1
岡本太郎氏と親交のあった方達とのエピソードが興味深い。石原慎太郎、石原裕次郎、丹下健三、瀬戸内寂聴、川端康成、北大路魯山人、パブロ・ピカソ。。。岡本敏子さんは太郎氏の養女です。2015/12/04
ともりん
1
瀬戸内寂聴、カラスのがあ公。自分の交友についても、丁寧に切り取って行きたいものだなぁ。2015/08/23
くまたん
0
岡本太郎とその友人たちのエッセイ。やはり岡本太郎は偉大である。また、太郎にかかわる人物もまた偉大な人であった。2018/09/22
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