内容説明
お客さまはモノではなく価値を買っている。価値から発想して、4つの理論で戦略を組み立てる。これがMBAトップスクールのマーケティングだ!廃業寸前レストランの復活ストーリー。
目次
序章 “マーケティング脳”を鍛える
第1章 あなたは何を売っているのか?―ベネフィット
第2章 誰があなたの商品を買ってくれるのか?―セグメンテーションとターゲット
第3章 あなたの商品でなければならない理由をつくる―差別化
第4章 どのように価値を届けるか?―4P
第5章 強い戦略は美しい
著者等紹介
佐藤義典[サトウヨシノリ]
早稲田大学政治経済学部卒業。NTTで営業やマーケティングを経験後、米ペンシルベニア大にてMBAを取得。その後、外資系メーカーにてマーケティング、営業、開発、製造などを統括。外資系マーケティングエージェンシーでは、営業チームのヘッドやコンサルティングチームのヘッドなどを歴任。現在は「戦略と戦術を結ぶ」ことを理念とする経営コンサルティング会社、ストラテジー&タクティクス株式会社の代表取締役社長として活躍中。無料マーケティングメルマガ、「売れたま!」の発行者としても知られる。大手新聞社、財閥系不動産会社、高級化粧品メーカー、大手航空会社などさまざまな業種のマーケティング戦略、戦術のコンサルティング実績がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hit4papa
70
タイトルで想像がつく通りマーケティングの本です。穴そのものを売ることができるかはさておいて、目をひくタイトルは、本書でいうところの顧客の価値に訴求しているということなのでしょう。物語仕立てのマーケッティグ入門をちょいちょい読んだせいか、内容の良しあしは別として、途中で飽きてしまいました。著者の解釈による理論を鵜吞みにしてよいが疑問を持ってしまいますが、基本的な内容なので導入としては最適と思います。「最後に勝つのは、勝ちたい、っていう執念、想いを持っているやつだ」等、ぐっとくる文言はちりばめばれています。2019/05/23
ロクシェ
40
答発【◎゚】マーケティングの基礎の基礎をわかりやすく学べる入門書。「ベネフィット」「セグメンテーションとターゲット」「差別化」「4P」という4つの理論のみに絞って解説しています。解説パートの後にストーリーパートが続く構成のため、マーケティング初心者でも理解を深めやすいです。15年前(2007年)の本なので「さすがにもう情報が古いだろう」という思い込みで長らく敬遠していましたが、実際に読んでみたら全然そんなことはなく、今の時代でも通用する内容でした。お店を経営している人、ブログ初心者さんなどにおすすめです。2022/08/31
桜井葵
38
赤字続きの閉店寸前レストランの改善を主人公が命じられ立て直すというストーリー。明言も多くの感動しました。「勝つ人はどういう人か?」「一番勝ちたいヤツだ。想いを持っているヤツだ。想いの強さ。」「想いという漢字を書いてみろ。」「想いの意味は《相手の心だ》」「想いは重いんだ。自分の想いだけでなく相手の心を考えないとダメなんだ。」お店を繁盛させるためにはターゲットをしっかり決め独自の強みをベネフィットを掲げる必要がある。みんなに来てもらいたいというお店は逆に強みがなくなり結果的に繁盛しないお店となってしまう。2018/05/25
むっしゅ
35
マーケティングとタイトルに興味があり拝読。 内容はマーケティングの基礎知識をストーリーも添えて解説。 タイトルが印象的、本文は入門編として学び始める人にも分かり易い説明。 4理論、4P、戦略に一貫性。 顧客が求めるものは製品やサービス本体じゃなくそれを使った先にある目的の解決。 一貫性を持つことで大きな力となる。 マーケの基礎・本質を学べたり、自分がどのように影響を受けているか考えさせられた。 またストーリーで考え方や改善策を、実企業の事例では具体的にどんな戦略を取っているのか知れて関心した。 2024/06/05
yasunon
33
相性:★★★★★ 抜粋:アンケートより「他店ではなく、なぜ当店にいらしていただけるんですか?」 所感:うれたまちゃん、良かったな~。まさかマーケティングの入門書に泣かされるとは思わなかった。本書は、マーケティング理論の解説→サブストーリーの流れで理解が深まり、巻末で重要チャートを再びおさらいができる。横文字の専門用語連発で初心者お断りになりがちな分野で、本書の分かり易さには感心した。初心者にターゲットを絞った作品。まさに本書の伝えたいことが体現されている。本社と現場、部門間の不和にはヘドバンばりに頷いた。2021/05/11