内容説明
本書は、イギリスと日本のしつけの比較から、「自己主張」と「がまん」の二つの力をバランスよく身につけ、柔軟に対人関係に対応できるコミュニケーション力を育てるヒントを書き尽くした一冊。
目次
1章 個性を上手にのばすイギリスのルール
2章 価値観を育てる「自己主張」と「がまん」
3章 日本の子育てとイギリスの子育て
4章 イギリス流うまく距離を置く人づきあい
5章 協調性を学ぶ国・日本 主体性を学ぶ国・イギリス
6章 本当の個性が身につくこれからの文化
著者等紹介
佐藤淑子[サトウヨシコ]
1955年富山県生まれ。ハーバード大学教育大学院修士課程修了、ロンドン大学教育研究所博士課程修了。Ph.D.(教育学)。現在鶴川女子短期大学教授。幼少期をオランダで過ごし、イギリスで子育てをした経験を踏まえ、おもに文化が子育てに与える影響についての研究を続けている
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感想・レビュー
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M.
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2003年発行の本だからか、今の私の感覚とは若干ずれる考察もあったけど、子ども(特に幼児以降)に対する態度として、一個人として対峙すること、変に子ども扱いしないこと、自分と同化させないこと、が重要だと感じた。わかりやすく「がまん」と「自己主張」という概念が提示されているけど、この2つは相反するものではなくある種、裏表。自分で考える力を育むようなアプローチが重要なんだろうと思う。2013/04/04
つぁんじぇん
0
もうすぐ娘が産まれる。あまりべったり子離れできない親にはなりたくない。自立した意思表示のできる子に育ってほしい。2018/11/06