内容説明
戦略と戦術の違い、詭弁の見破り方、あいまいさの排除、朗読で学ぶ思考力。この時代を生き抜くために必要な思考が全てつまった一冊。
目次
プロローグ 「論理的に考える」とは何か
第1章 「戦略的」な論理と「戦術的」な論理の違い
第2章 言葉の定義から思考を始める
第3章 日本語を論理的に使う
第4章 弁証法の身につけ方
第5章 「朗読」で鍛える思考力
第6章 詭弁を切り返すトレーニング
第7章 日本人のための論理的思考
第8章 「あいまいさ」をなくす話し方
第9章 論理的な文章を書く方法
第10章 ディベートで学ぶ五つの実践プロセス
著者等紹介
北岡俊明[キタオカトシアキ]
昭和18年徳島市生まれ。42年大阪市立大学経済学部卒業。シンクタンク主任研究員、二つの大学で非常勤講師を経験。多数の上場企業、各種団体の講師・コンサルタントを歴任。平成7年「ディベート大学」を主宰し、「凡人を天才にする」を方針にして現在までに1200名を育てる。「東京裁判ディベート」に取り組み年間公演を行っている。評論家。日本ディベート研究協会会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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タックん
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只管朗読:ただひたすら朗読これは実行しよう。日本人には馴染みが薄い論理、という学問を垣間見ることができた。…と、日本人の定義が曖昧だな…2016/01/16
ハザマー
0
やや攻撃的ではあるが、靖国神社参拝の問題、徴兵制にして 今の若者を鍛え直すべきだなどの意見。 政治家への批判は辛辣であったが、人は誰も悪いところもあ れば、良いところもあるものだ。2013/03/14
MZ
0
論理的な考え方を身につけるための参考になる内容や方法論も提示されていますが、それと混在した筆者の政治的主張や偏見に満ちた物言いがキツイ。特にプロローグ~二章までがひどい。筆者の主張に沿っていれば論理的、そうでなければ非論理的というレッテル貼りも散見される。 矛盾も結構ある。手紙では拝啓との堅苦しい書出しを否定しながら、そのような慣例を省いた電子メールを非難する。徴兵制が若者を論理的にするとの主張もおかしい。筆者は終戦時6歳だから徴兵は経験していない。厳しくしつければいいとか考える老人の妄言にすぎない。2022/05/10