内容説明
「人生の半ばを過ぎたというのに、未だに僕は全力疾走をしている―」。高校生で放送作家としてデビュー、作詞家、プロデューサーとして活躍しつづける著者が綴る、仕事も人生も楽しみ尽くす極意とは。
目次
1 大成功ができるまで―僕が考える仕事の楽しみ方(1時間40分―人が楽しめる時間には限度がある;粘りが人生を楽しくする―ホームランな人生で行こう!;会議の掟―楽しく有意義な会議とは ほか)
2 憎めない人がスゴイ理由―人間関係のヒケツについて(かわいげと優越感―マイナス部分を魅力に変える法;無意識の恩返し―義理と人情は投資できない;憎めない人―人間関係の真理 ほか)
3 本当の自分を探して―なりたい自分と今の自分(僕が僕であると証明する方法―本物とニセモノは区別できるか;泣き上戸―もうひとりの自分を発見する;“汗っかき”の中の上―マイナスを長所にする考え方 ほか)
4 人生には好きなことしかやる時間がない―後悔なき人生のために(もう一度―生きる力;シンクロナイズドスイミングの努力―「変わらない」ものは素晴らしい;僕が死ぬ日―死の宣告は早めにされたい ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
35
いい悪いではなく、自分の生き方は自分で選び、違うと思えば軌道修正してまた進む。人生、終わりよければすべてよしと思えるような生き方ができるよう日々を大事にしたくなった。派手な業界にいるからと言って、生き方まで派手とは限らないことが言葉の端々から感じられた1冊。人生100年時代と言われる今だからもう少し足掻いてみようと思う。まだ、間に合うよね。2021/11/26
チェロ
4
図書館で手に取った、同い年の秋元康さんのエッセイにわくわく?すごい人ですよね、溢れる才能、彼の後に時代がついていくと言うか、嗅覚ですかね。15年以上前の本なのに、そんな感じはなかった。今はどうかな?秋元さんのようにカレンダーが1つもない家・・わが家、数えたら14。色んな話、面白かったし、なるほどと思った。トイレでの話には大笑い。今度は還暦を迎えた秋元さんのエッセイが読みたい。2017/10/28
ともこふ
4
AKB48に代表される、時代を先取りする感性の源泉を感じたくて読んでみた。 「好きなこと」に率直に向き合う姿勢が、日常的に誰にでも起こりうることを独特の視点でとらえさせ、人々を魅了する新たなモノを創造させるんだろうなと感じた。 日々の生活に翻弄され、「こうしなければ、こうでなければ…」という風にどんどん自分を制限していっていないだろうか? 自分の「好きなこと」ってなんだろう? 幼い頃たくさんあったはずなのに、年を重ねる毎に視えなくなっている。 秋元氏を見習い、もう一度「好きなこと」視力を回復しよう!2012/03/02
penkick
3
1人の青年が秋元の事務所を辞めた。待遇に不満があるわけでもない。退職後は故郷で就職し、普通の幸せを築きたいという。秋元さん達は常に未来を見ている。でも自分は今を大事にしたい。良い作品を作る、1位になることよりも大切なことが人生にはある。そう言って青年は会社を辞めた。秋元は青年の退職に深く内省させられた。自分はこれまで睡眠時間も遊ぶ時間もなく仕事に全力疾走だった。23歳の彼は全力疾走をしたら見えない道端に咲く花や青空の青さに感動したいのだ。でも自分は全力疾走しか出来ない…。クリエイターは大変。2015/05/22
けぴ
2
『会議の掟』が面白かった。「資料を丁寧に読んで説明する人がいるが、それは報告でも発表でもなく、朗読である。」にはニヤリ 10年以上前の本ですが今読んでも古さを感じさせません。2015/04/22
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- 和書
- 紫檀木画槽琵琶