内容説明
引退から3年。芸能界以外にこんなに面白い生活があったとは。世間のしがらみから離れたがんこ爺がぶつぶつ考えた“人生の上手な切り替え方”。
目次
序章 好き勝手に生きる
第1章 楽しい“隠居”の七ヵ条(一つ、隠居は一歩前を行く;二つ、隠居は不条理嫌い ほか)
第2章 生活にそんな贄沢は要らない(新聞をやめれば朝が快適になる;テレビは正しい隠居の道標 ほか)
第3章 今どき真っ当な“養生訓”(ポックリ死ぬのがいちばん;スポーツ往生のススメ ほか)
第4章 “暇つぶし”の極意(究極のおいしい食べ方;並ばず、怒らず、静かに食べる ほか)
第5章 過去の上手な切り替え方(「ああなりたい」と願わない;「けなげでひたむき」に感動する ほか)
著者等紹介
上岡龍太郎[カミオカリュウタロウ]
1942年、京都生まれ。60年、漫画トリオを結成。68年トリオ解散後も、テレビ・ラジオなど幅広い分野の司会などで活躍。2000年3月20日、58歳を機に40年におよぶ芸能界から引退
弟子吉治郎[デシキチジロウ]
1947年、滋賀県生まれ。本名、加藤吉治郎。73年、ラジオのディレクターとして上岡龍太郎と出会う。95年上岡龍太郎に弟子入りし、主に氏の独演会の脚本・演出など文芸部門を担当
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほじゅどー
8
★★隠居の素晴らしさを若いモンは知らずにいる。いつまでもぼやぼや働きゃイイってものではない。豊かな人生はより早く隠居したものにこそやって来る。 上岡龍太郎流の隠居とは。。。 一つ、一歩前を行く。 二つ、不条理嫌い。 三つ、みんなと一緒。 四つ、嫁さん大事。 五つ、生き方自由。 六つ、無理もする。 7つ、涙を見せぬ。 どうでもいいことをいっぱいする。2021/09/17
田中
5
図書館本。上岡龍太郎追悼3冊目。「40歳を過ぎたら隠居の適齢期、今にして思えば、若いうちの隠居は買ってでもするべきであった」という出だしから上岡節。「抱く大志は君たちが抱いたものではなく、大人が抱かせているものだということをわかっていればそれで良い」など、若い時に出会いたかった文章。2023/07/30
そーし
2
屁理屈をぶつけるのを楽しんでる感じが面白い。 文章というより口語、読んでる中で上岡龍太郎さんの声で再生される。 最近亡くなったんだよなと、自分は上岡さんのことはほとんど存じ上げないがノックさんのスピーチやYouTubeを通して接してます。 あんな風に話せたらなと憧れます。憧れたらあかんのですがね。隠居も忙しそう2023/11/23
ひろ
1
ああ引退してるなぁ、って、なんかすごく良い。よくそんなスゴイことをって現役に言って、自分は戻らない。良いな。2025/04/04
MAGASUS藤丸
1
最初は中々ウィットに効いた本として読んでいたが、中盤から死ぬことについての話や、ややひねくれた彼の話が段々鼻に付き始め、嫌な気分になり始めたので投了した。2010/02/08