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歴史が遺してくれた日本人の誇り

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784413021470
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0021

内容説明

歴史は「知の宝庫」であり、「人間の叡知」の集積である。現代をより豊かに生きるための、歴史との正しい向き合い方。

目次

第1章 いま、歴史とどう向き合えばいいのか―「歴史通」のすすめ(今の日本に必要な“歴史”という座標軸;「正しい歴史」はありえない ほか)
第2章 歴史の本質を捉え直す―日本人がたどってきた足跡(日本人の権力意識を知り抜いていた鎌倉幕府;戦国大名は“中間搾取”排除のために立ち上がった ほか)
第3章 受け継がれてきた日本人の誇り―歴史が遺してくれたもの(日本人は“権威”と“権力”を使い分けてきた;歴史に通底する、日本人の“道理” ほか)
第4章 失われた歴史を取り戻す―いま求められる真の気概とは(日本人はいつ気概を失ったか;官僚社会という日本の桎梏 ほか)
第5章 「歴史通」から「人生通」へ―古典の叡智で自分を磨く(古典から“人間”を読む;歴史書との付き合い方 ほか)

著者等紹介

谷沢永一[タニザワエイイチ]
昭和4年大阪市生まれ。関西大学名誉教授、文学博士。関西大学大学院博士課程修了。在学中に開高健、向井敏らとともに同人誌「えんぴつ」を創刊。関西大学文学部教授を務めた後、平成3年退職。専攻の日本近代文学、書誌学の分野はもとより、該博な知識に裏打ちされた社会評論には定評がある。『完本紙つぶて』でのサントリー学芸賞をはじめ、大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞など各賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lila Eule

10
歴史を知るための構えがわかる。実地調査をしたかのように騙る学者に要注意と。文化人類学、菊と刀はその典型と。新聞も一つの商売で昔から偏向。記事に無責任。歴史書は、創作文学で中立的歴史などない。勝者の讃歌、権力者の自己主張の都合よい内容と理解してから読み、事実を推論できるようになることが歴史通と。納得至極。吟味してから、真実、本質を考えねば騙されるらしい。聖徳太子も今や風前の存在、鎌倉幕府の成立期も変更され、足利尊氏の雄姿も別人と。歴史は、変わり、学び直され続けるもの。新聞に騙されるのは自己責任という事か。2016/11/06

新父帰る

6
歴史通になる為の極意を伝授した本。歴史通になることは、歴史書を読むことではないと。歴史書は創作の文学だと。日本人が日本人たる歴史を掘り返して、日本人としての誇りを取り戻すのが本書の狙い。よって日本人の誇りを取り戻してくれる書籍を紹介。著者も「歴史というのは人間のやったことの集積であり、その時代を生きた人間を知ることが歴史通になる」と指摘。その代表作品は「平家物語」だと。日本人が気概を失った時期は「元和偃武」以降とのこと。取り戻したのはペリー来航の時だそうだ。著者は司馬遼太郎を史上最高の歴史洞察者と激賞。2016/11/14

ゆうぼう

3
読み終わって図書館へ返却。なんとタイトルが思い出せない。確かこれだったと思うが・・・。さあ、夏休み。今年は先の大戦について考えようとたくさん借りてきました。少し心の整理ができれば良いが・・・。2015/08/07

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