内容説明
同じサッカーを愛する者どうしだけど、生活も違えば、考え方も宝ものも違う…。参加国を100人の村としてみたらいろんな素顔が見えてきた。
目次
1章 ワールドカップ村に集まった30カ国の仲間たち―参加国を100人の村としてみると(フランス村・セネガル村・ウルグアイ村・デンマーク村;スペイン村・スロベニア村・パラグアイ村・南アフリカ村;ブラジル村・トルコ村・中国村・コスタリカ村;ポーランド村・アメリカ村・ポルトガル村 ほか)
2章 ワールドカップを開催する日本村と韓国村―こんな機会にお隣りの村をもっと知ってみませんか
著者等紹介
風樹茂[カザキシゲル]
1956年北海道生まれ。作家。東京外語大学スペイン語学科卒業。メキシコへ公費留学。中南米の専門商社、サッカー通訳などを経て、ボリビアとブラジル国境のアマゾンで2年間ODAプロジェクトの鉄道建設に従事。首相向け政策提言、ODA援助、NGOプロジェクトに関わり、これまでに世界30カ国を踏査した経験を持つ。現在は作家として活躍するかたわら、ホームページ「GET JAPAN」を主宰している
片岡樹里[カタオカジュリ]
長野県松本市生まれ。イラストレーター。女子美術大学産業デザイン科を卒業後、セツ・モードセミナーでイラストレーションを学ぶ。現在、雑誌、広告、カレンダー、CDジャケット、TV‐CMなどのイラストレーションを手がけるなど、多方面で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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BEAN STARK
8
2002年5月、日韓ワールドカップ直前に発行された本。もう14年も前、僕は23歳だった。韓国と共同での自国開催とあって盛り上がった。本の中の「電車のおはなし」が面白かった。パラグアイの電車は370kmを15時間半かけて走る。日本の新幹線なら2時間で着く。乗客は何をしているのか?ギター弾きが来てみんなで歌ったり、ごはんを売りに来てみんなで一緒に食べたり、レールが曲がってストップしたら近くの村人とサッカーを始める。そんなこんなで2日かけて目的地に着くときも。降車時、新しい友人や恋人ができている。2016/06/14