感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
15
11月15日に私の師匠、創価学会の池田大作先生が逝去された。こみ上げる悲しさはどうしようもないが、師の大恩に報いるには、心弱く感傷に浸るのではなく、師の志を継ぎ、力強く前進していかねばならないと思う。この12巻には池田先生の師であられる創価学会第二代会長・戸田城聖先生のご逝去前後のことが書かれている。師の逝去に際して、おのれの悲哀を制覇して雄々しくひとり立ち上がり、同志を励まし守るために奮闘した若き池田先生の勇姿に触れ、自分もまた自分らしく、師に教わった信心を継承していこうと決意することができた。2023/11/21
ねこ
10
涙なしには読めません。師を徹して守り抜く弟子。誓願を果たさんとする弟子。師弟の道に生き抜く弟子。 文面からはほとばしる情熱と、血と汗が感じられました。今この時にこの本を読み終えることが出来て良かったです。2015/01/15
wiki
9
6周目完読。怒涛の如き、伸一青年の脳裏に焼き付いて離れぬ人間・戸田城聖の追憶。小説中では、日淳の言葉を借りて「戸田先生は、本当に立派な方です。……仏様なんですよ」(405p)と語らせている。これが著者にとっても、実感であり、確信であったのではなかろうか。後書きにおいて、晩年の戸田城聖を描く中で、当時を追体験したと回想している。伸一が自らを叱咤し、鼓舞する姿があるが、これは当時から行っていた事であろうし、さらには執筆の中で当時の自分自身に言い聞かせながら書いたように思える。真実は、この師弟にのみ存在する。2018/11/22
wiki
5
「伸一君、君は、生涯をかけて果たすべき自分の未来の仕事について、考えたことはあるかな。……私が開いた舞台で活躍するのは、ほかならぬ君たちなんだ。しっかり頼むよ。ひとたび広宣流布の戦を起こしたならば、断じて勝たねばならぬ。戦いを起こしておいて負けるのは、人間として最大の恥だ」(205p)。戸田の逝去直後から、会員を励まそうと奮い立つ伸一の姿はまさに訓練の賜物と言えよう。山本伸一のモチーフたる著者は、昨年11月15日に亡くなった。わくら葉の陰に残るは幾千万の学会員達である。新たな決意に燃えて立つ若芽とぞ見る。2024/04/29
まぁ
5
師弟のドラマに目頭が熱くなる。2018/03/09