感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
13
日蓮大聖人の書かれた「生死一大事血脈抄」を池田名誉会長が講義されたもの。「久遠実成の釈尊」「皆成仏道の法華経」「我等衆生」の三つに一切差別がないと確信し、「臨終只今」の姿勢で生死の苦悩を超克し、衆生を自分と同じ絶対的幸福境涯にまで高めたいという仏の願いー民衆救済の誓願を胸に、師弟を縦軸、同志との異体同心の関係を横軸にして、広宣流布に進んで行く時に、初めて「信心の血脈」が通う。この実践なくただ法華経を受持していても「成仏」はできないのだ。仏道修行とは月々日々に人間革命し、発心し続けていくことなのである。2022/12/24
ロビン
12
毎日の勤行や学会活動の中で、何回も耳にしていて分かっているようで、本当には分かっていないことはたくさんあると思う。池田先生が教えてくださっている自他共の仏性への確信が本当に分かれば、振る舞いが変わるはずである。単に知識として、頭で分かっても仕方がない。仏法を学んだならば、自分に対する自信と困難を乗り越えられるという確信がわき、人生に希望を持て、かけがえのない使命と仏性を潜在的に持っている他者に対しても尊敬の気持ちを抱くのが本当なのである。経文通りの実践と巻き起こる諸難との戦いに師弟不二に徹して勝利したい。2024/05/24
がんぞ
2
あらゆる悩みの根元は死の恐怖であり、日蓮は処刑の場でそれを克服していたから《奇瑞》が起こって斬首が中止されたのは当然、宇宙のあらゆる力が仏様を守るから。(大石寺派から平成三年に分離独立した創価学会は大石寺と同じく日蓮本仏論をとる、大石寺に和した時も反した時も池田だけが正しく池田中心で、この本にもその意味で『正義』と{もちろん括弧無く大真面目に}頻出するが池田本仏論と言ってはイケナイ)。正しいのは功徳=人生の勝利して証明されるそうだから、せいぜい信仰者さんは日本経済の発展に寄与し放射能が減るよう祈っておくれ2012/07/12
がんぞ
1
血脈とは仏教では唯一の正統性を意味する。日蓮仏法のなかでも創価学会だけが仏教の本義という本書の主張には異見もあるだろう/釈迦の死後、二世紀以上経って興った大乗仏教は、インド伝来の輪廻転生因果応報の観念を取り入れ『断常のニ見』として法性〜涅槃「中道」思想を打ち出したが、創価の主張は「広宣流布」〜「集団的生命」のように思える。 人類がいずれ滅亡することも当然視野に入れていたはずの釈迦ほどのインテリが広く一般大衆に支持されること、政党を作って「集団的安全保障」で国家を安泰にすることが「本意」と思うことだろうか?2024/04/12
ヤドンの井戸
1
てすと