内容説明
“アジアの民に日をぞ送らん”と歌った師の戸田の心を胸に、伸一は東洋広布の扉を開く。今、「仏法西還」の第一歩が仏法有縁の大地を照らす新しき平和と幸福の光。
著者等紹介
池田大作[イケダダイサク]
昭和3年(1928年)、東京生まれ。創価学会名誉会長。創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所、戸田記念国際平和研究所などを創立。世界各国の知性との対話を重ね、平和、文化、教育運動を推進。国連平和賞をはじめ、世界の各都市から名誉市民の称号、「世界桂冠詩人」賞など多数受賞。モスクワ大学、グラスゴー大学などの名誉博士。北京大学などの名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウメ
39
内容は、釈迦の内容で以前「インドの歴史」で釈迦の生涯はある程度知っていたので復習できた。今回は「提婆達多」という元釈迦の弟子で後に裏切り、釈迦の組織を分裂させ離反させようとした人物の生涯を学んだ/「宿業を転換する中で大切なのは、死を迎えた時の心であり境涯」というワードが凄く響いた。2020/09/04
コウメ
21
人は死後、生命が宇宙に溶け込むが、宿業は消えず来世にも続く。恨みを抱えたまま死ねば、来世も同じ苦しみを繰り返す。逆に、幸福な境涯を確立し喜びの中で人生を終えれば、来世も幸福へと続く。現代の思想は現世のみに目を向け、生命の本質を見ていない。死をどう迎えるかが、人生の意味を決定し、生き方を導く。『いかに生きるか』の答えは『いかに死ぬか』を考えることにある。構想を持ち、それを現実にどう実現するかを考え、向上の意欲を持ち続けることが重要。2025/03/16
コウメ
19
信仰は行動と努力を伴ってこそ意味がある。誠実な行動と地道な努力が成功を築く。指導者は組織を私物化せず、献身的にメンバーの成長を支えることが重要。信義を守り、誠実に生きることで社会的な信用を得られる。試練や逆境を乗り越えることで真の成長がある。青年こそ未来を築く存在であり、学び続け、リーダーシップを発揮することが使命。苦しい時こそ信念を持ち努力することで、未来を切り開く力となる。2025/02/27
みゃーこ
12
仏陀の章良かった2022/04/24
wiki
12
「私は、この一年で百年分の歴史をつくります」との決意で1961年のアジア旅は始まった。香港からシンガポールを経由して、インドからビルマへ。「御予言の実現は、後世の人間の決意と大確信と必死の行動が根本となります。ご予言とは、弟子の自覚としては、そう”なる”のではなく、そう”する”ことではないでしょうか」。途中、釈尊の人生を挟みつつ、インドでいくつかの日系企業の支店長などと懇談する。「私は青年です。したがって、青年として、理想と信念を語らせていただきたいと思います」と臆せず堂々と語るべき事を語る。かっこいい。2020/05/29
-
- 和書
- 魔女の笑窪 文春文庫