内容説明
かつて経験したあの夜のマルゴーの細かいデッサンは少しずつ油絵の風景に変わりつつある。不用意にも、すばらしい料理とワインが作る至福の時を体験してしまった。もう戻れない。ワインの道は一方通行。旅を続けるしかない。そしていつかあなたとグラス一杯のマルゴーのあの色、あの香り、あの味のことを一緒に語りあえるかも知れない。
目次
1 グラン・ヴァンと出会えて(一九八四年~一九八七年)(シャトー・マルゴー;ムスカデと九人の男たち;ペトリュスへの旅;シャンパーニュの村;日本料理と十四本のワイン;モンラシェのおじいさん;アルザス ゲヴュルツトラミネールVT)
2 パリからのワイン通信 デペッシュドパリ(一九八九年~二〇〇五年)
著者等紹介
増井和子[マスイカズコ]
文芸春秋の編集者として活躍後、フリーライターとして『暮らしの手帖』『花椿』にエッセイを連載。1972年よりパリ在住。フランスワインの文化に魅せられ、フランス各地のシャトーを訪問、取材。現在は日本の料理文化を世界に広めるパイオニアとして、広い分野で活躍中
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