内容説明
本書は、日本の外交・安全保障に欠かせないアメリカの存在と日米同盟を機軸においた上で、日本の国家戦略構築のあり方を検討する目的で書かれた。現在のアメリカで進められている21世紀国家戦略の基本的部分はおおむねアメリカの対外行動や国家安全保障戦略を支配するエスタブリッシュメント層が共有する国家意志を反映している。そのことを考慮しつつ日本の現状を振り返り、政治的に最も欠けている国家戦略の策定に現実として何が必要かを総括した。
目次
序章 帝国の深謀
第1章 新世紀のロードマップ
第2章 二〇二五年のアジアを読む
第3章 日本とアメリカ
第4章 予想を追い越す現実
第5章 国益を再定義する
第6章 日本に深謀はあるか
著者等紹介
高畑昭男[タカハタアキオ]
1949年生まれ。国際基督教大学教養学部卒。毎日新聞ロンドン特派員、ウィーン支局長、東欧特派員、外信部副部長、ワシントン特派員、同支局長、北米総局長、論説室論説委員、同副委員長を経て、現在、産経新聞編集委員兼論説委員。専攻、国際政治、軍備管理・軍縮、米国政治・外交(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。