内容説明
本書は、社会心理学の分野で培われ、行動の原動力ともいえる“コントロール”の国内初の体系化をはかるとともに、その応用として、コントロールの喪失・回復という視点から社会的不適応行動発現のモデル化を試み、合わせて新しく開発された治療技法を紹介し、臨床心理学並びに学校教育への貢献を目指している。
目次
第1部 コントロール理論と適応の心理構造(心理学におけるコントロール;心理学のコントロール理論;コントロールの喪失とその回復)
第2部 コントロール・トレーニングの理論と技法(コントロール理論による不適応行動の理解;コントロール・トレーニングの基本プログラム;コントロール・トレーニングの実際的適用;コントロール療法と他の心理療法)
第3部 コントロールと社会(コントロールの源泉;発達とコントロール;ストレスとコントロール;時間的展望とコントロール;結びに代えて―社会におけるコントロールの問題)
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