目次
プロローグ 原質神話
第1部 英雄の冒険(出立;イニシエーション)
著者等紹介
平田武靖[ヒラタタケヤス]
1932年生。学習院大学大学院(専攻は哲学)修士課程修了
浅輪幸夫[アサワサチオ]
1933年生。学習院大学文学部哲学科卒業。University of California,Berkeley修学
伊藤治雄[イトウハルオ]
1950年生。学習院大学大学院(専攻は哲学)博士課程修了
春日恒男[カスガツネオ]
1953年生。学習院大学大学院(専攻は哲学)博士課程修了
高橋進[タカハシススム]
1949年生。学習院大学大学院(専攻は哲学)博士課程修了
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六点
77
他の評者も挙げておられるが、兎に角翻訳がひどくて悪文である。文化人類学者が一人コーチで翻訳作業に参加しておけばこうはならなかっただろう。上巻では『原質神話』、第一部「英雄の冒険」の「一章 出立」と「二章 イニシエーション」となっている。今ふと思ったのだが、日本の説話だと『桃太郎』と『浦島太郎』って、この本の考え方だと、表裏一体の説話であるなあと思った。閑話休題、上巻は読み終えたが、下巻を読み切るまで、知的体力が持つかどうかが疑問である。2022/05/08
Koichiro Minematsu
46
先日の新人研修で話したヒーローズ・ジャーニー理論の出元となっている本書。英雄の存在する意味! キャンベル先生素晴らしい本です。2023/04/18
イノ
14
神話やら民族の物語や伝承を集約して体系化。その構成とタイトルに惹かれて。 上巻はストーリーの流れに沿って各エピソードを紹介。 楽しみにしてたんだけど翻訳が酷いのか文学的なのか理解が足りないのか読み進めても ちっとも分からない。神話のエピソードと一部の段落を拾えたくらい。ページが短いのが救い。2016/04/22
将軍
10
「おとぎ話」と「神話」について、前者は個人的に主人公を抑圧していたものを倒して終わる(シンデレラの継母とかのことを言っているんだと思う)のに対して、後者は「世界に恵みをもたらす」ことで終わる(イエスやブッダも「英雄」にカテゴライズすることができるらしい)、という説明がされているのだが、言われてみれば「神話」は「おとぎ話」を大規模に拡大したものなのかも知れないと思う。2024/10/08
KAZOO
9
キャンベルの神話の力のほうが面白いと感じました。皆さんが書かれているように読むのには苦労しています。内容的には非常に面白い観点からの分析なのですが。下巻も読み通してみましょう。2013/11/25
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- 和書
- 母の声 - 対訳