庚申信仰―庶民宗教の実像

庚申信仰―庶民宗教の実像

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19X14cm
  • 商品コード 9784409540251
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

内容説明

大陸渡来の道教とわが国固有の神々や仏教が混淆した《庚申信仰》の奇妙な習俗。比叡山天台との関連を衝いた最新の研究書。

目次

はじめに―猿の信仰との出会い
庚申信仰とは
庚申研究の歩み
庚申塔
日本三庚申
庚申堂・庚申社
庚申経
庚申縁起
三戸説
庚申の御利益
信仰の系統
青面金剛
猿田彦
道祖神
サエノカミ
竈神
大黒天
霊符神
日輪、月輪
庚申の鶏
庚申の猿
七色菓子
信仰の起こり
「庚申縁起」考
庚申御遊
疫神祭
信仰の習合
おわりに―庚申と天台

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

恋愛爆弾

12
隠れた名著。隠れてないで出てきなさい。2024/03/24

★★★★★

3
在野の研究者による庚申信仰についての論考。著者の主張としては、庚申待の習俗は柳田の言うような日本土着の信仰に由来するものではなく、庚申信仰そのものは大陸との交流が始まったころにもたらされ、そののち天台系修験者によって青面金剛や三猿との習合がなされつつ広まった、というところでしょうか。面白いんだけれど、ルーツを求めているにもかかわらず正しい答えが絶対にわからない点は、民俗学の方法論の致命的な欠陥のような気がしますねえ。2010/03/02

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