神々は真っ先に逃げ帰った―棄民棄兵とシベリア抑留

個数:

神々は真っ先に逃げ帰った―棄民棄兵とシベリア抑留

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月31日 22時48分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409520819
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C3021

内容説明

著者は歴史家として、シベリア抑留を北東アジアの歴史と地政学のなかに置き直し、分析に有効な例として香月泰男、高杉一郎、石原吉郎を選び出した。苛酷な抑留体験をした彼らの戦中戦後を感性鋭くたどりながら、喪失の意味をさぐる。国家が責任をとらずに、特権階級だけが真っ先に難を逃れる構造はいまもかわらない。

目次

序章 神々は真っ先に逃げ帰った
第2章 歴史の中のシベリア抑留
第3章 香月泰男とラーゲリの世俗的世界
第4章 苦しんで得られた知―高杉一郎とシベリアの「民主運動」
第5章 石原吉郎―最も良き私自身帰っては来なかった
終章 藤原てい―引揚者たちの苦難
付表 何人捕われ、何人死んだか?

著者等紹介

バーシェイ,アンドリュー・E.[バーシェイ,アンドリューE.] [Barshay,Andrew E.]
カリフォルニア大学バークレー校歴史学教授

富田武[トミタタケシ]
1945年福島県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。成蹊大学名誉教授。専門はソ連政治史、日ソ関係史、シベリア抑留(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

3
香月泰男(画家)、高杉一郎(評論家)、石原吉郎(詩人)という3人の体験者を通して振り返るシベリア抑留。率直なところ、三者ともあまりに傑出した個性の持ち主であるため、ここで語られる抑留像を普遍的なものと見ることは難しい。だが、これら非凡な人々の視線を借り、一点集中のような形でシベリア体験を読み解くという意味では興味深い試みと感じた。また、第二章では抑留の背景が広い視野で解説されており、上記の問題を多少なりとも補ってくれている。2021/08/11

riri4125

1
タイトルから想像したような内容ではなかった(もっと、「真っ先に逃げ帰った」側の経緯が描かれているかと思った)が、シベリア抑留について3人の文化人の視点・立場の違いから考察した点は興味深かった。もっとも過酷で死者も数多く出た最初の1,2年、待遇改善が図られ現地ロシア人との交流も生まれた3,4年、そして抑留者たちのうちのインテリをスターリン社会主義のシンパとして教育していった時期と、抑留期間にも段階があることがわかった。ただ、研究者による翻訳のせいか、意味不明の直訳らしきものが散見されてやや読みづらかった。2022/08/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15712658
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。