道教と日本文化 (新装版)

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道教と日本文化 (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409520727
  • NDC分類 166
  • Cコード C0021

出版社内容情報

古代の天皇信仰や神道思想など日本文化に深く刻まれた道教の軌跡を、仏教とも関連させつつ考察した画期的労作。新装版老・荘・易の三玄の学を基底におく中国宗教思想史の実証的な研究をふまえ、古代の天皇信仰や神道思想、陰陽道、医術薬学から明治の岡倉天心の宗教哲学にいたるまで、日本文化に深く刻まれた道教の軌跡を、仏教とも関連させつつ考察した画期的労作。

日本の古代史と中国の道教――天皇の思想と信仰を中心として

日本古代の神道と中国の宗教思想

八角古墳と八稜鏡――古代日本と八角形の宗教哲学

聖徳太子の冠位十二階――徳と仁・礼・信・義・智の序列について

山上憶良と病気――日本古代の道教医学

平安時代の道教学

風に乗る仙人

中江藤樹と神道

江戸期の老荘思想

益軒の『養生訓』と梅園の『養生訓』

三浦梅園と『荘子』と陶弘景

三浦梅園と道教

岡倉天心と道教

日本人と老荘思想

「木鶏」の哲学――名横綱双葉山によせて

『観音経』と道教――日本人の観音信仰によせて

京都と大陸の宗教文化

道教の研究と私――あとがきにかえて

福永 光司[フクナガミツジ]
著・文・その他

内容説明

老・荘・易の三玄の学を基底におく中国宗教思想史の実証的な研究をふまえ、古代の天皇信仰や神道思想、陰陽道、医術薬学から明治の岡倉天心の宗教哲学にいたるまで、日本文化に深く刻まれた道教の軌跡を、仏教とも関連させつつ考察した画期的労作。

目次

日本の古代史と中国の道教―天皇の思想と信仰を中心として
日本古代の神道と中国の宗教思想
八角古墳と八稜鏡―古代日本と八角形の宗教哲学
聖徳太子の冠位十二階―徳と仁・礼・信・義・智の序列について
山上憶良と病気―日本古代の道教医学
平安時代の道教学
風に乗る仙人
中江藤樹と神道
江戸期の老荘思想
益軒の『養生訓』と梅園の『養生訓』〔ほか〕

著者等紹介

福永光司[フクナガミツジ]
1918年大分県中津市生まれ。1942年京都帝国大学文学部哲学科卒業。同年10月熊本野砲兵聯隊入営。戦争末期に中国大陸に渡り、広東省で終戦を迎え、47年上海から復員。東方文化研究所(京都)助手、大阪府立北野高校教諭、愛知学芸大学助教授、京都大学人文科学研究所教授を歴任。1974‐79年京都大学文学部教授。1980‐82年京都大学人文科学研究所所長。定年退職のあと関西大学文学部教授、北九州大学外国語学部教授を勤める。その後、故郷の中津に住み、執筆・講演活動を行う。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ジャズクラ本

21
◎道教学者である著者が研究所の定年退職にあたって自身の研究論文や公演を総括的に拾い集めたもの。日本が仏教をとり入れていく段階で、塵芥のように仏教書物にくっついて入ってきた道教だが、こうして見てみると案外大きな影響を受けていることがわかる。内容を逐一紹介するスペースはないので、目次の主だった章立てを以下に記載。/聖徳太子の冠位十二階/山上憶良と病気(リウマチ)/風に乗る仙人/中江藤樹と神道/江戸期の老荘思想/益軒と梅園の「養生訓」/三浦梅園と道教/岡倉天心と道教/「木鶏」の哲学/『観音経』と道教、等。2021/01/13

みのくま

10
古事記や神道にも色濃く影響が刻まれた道教とは何なのか。著者は、「道の不滅」と一体になることを究極の理想とする漢民族の土着的、伝統的な宗教である、と結論付けている。道教は非常に原初的な宗教であり、儒教や仏教に対抗して宗教化、乃至は組織化を余儀なくされた。老荘思想を取り入れ、仏教儒教とは習合していく。日本の神道も道教と似たような境遇かと思いきや、神道の教義こそ道教が元になっているようだ。道教の世界観は、知らず知らずの内に日本人の規範になっているのかもしれない。白川静と合わせて勉強していくと良いのかもしれない。2020/09/07

水紗枝荒葉

0
道教が日本に与えた影響を歴史的に辿る本。「道教」と言ってもその当たり判定が大きすぎて「中国文化」と区別できないときがある。「三種の神器」「神道」の形成に道教が関わったという見立てはかなり刺激的に感じた。儒仏のカウンターとしての老荘思想も江戸思想史を考えるにあたって重要そうである。2024/11/24

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