内容説明
廃墟都市の神殿や宮殿、彫刻立柱、謎の神聖文学、様々な遺物の細密精確なドローイングの芸術的見事さに目を奪われる一方、本書の真骨頂は、インディオ、スペイン人、その混血、そのまた混血と入り乱れた人々、白人への強烈な敵意、熱病の蔓延など、地図なきジャングルをラバの背に乗ってめぐる過酷な旅の日々の記述にある。今なお特異な国民性を有する中米の国と人々への新たな理解を迫る優れた紀行。
目次
マサヤ火山へ
マサヤ村
マサヤ湖
ニンディリ
火山に登る
火山の話
火口
火口に下りる
ニンディリ火山
興味深い事物に対する村人の無知さ加減〔ほか〕
著者等紹介
児嶋桂子[コジマケイコ]
1944年東京生れ。1967年上智大学外国語学部スペイン語科卒。1967年から70年まで在グァテマラ日本国大使館勤務。グァテマラに在住して、マヤなどラテン・アメリカの歴史・考古・民族・民俗関係の文章の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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