出版社内容情報
奴隷制は文明の恥、植民地化は後進国の「文明化」、というフランス植民地主義の全体像を初めて把える。
内容説明
植民地=文明化という論理の分析。V・シュルシェールら奴隷制廃止論者が熱心な植民地拡張論者だったのはなぜか。アルジェリア、西アフリカ、インドシナ、カリブ海に刻んだ150年間のフランス植民地主義の歴史を本国と関連させて辿り、第二次大戦後の民族独立戦争からクレオールの復権の意味までを視野に収めた意欲作。
目次
序 なぜフランスの植民地か
第1章 奴隷制廃止と「文明化」
第2章 カリブ海からアルジェリアへ―イスマイル・ユルバンを通して
第3章 帝国主義の時代
第4章 「危機の二〇年」の諸相
終章 「オクシデンタリズム」を問う
著者等紹介
平野千果子[ヒラノチカコ]
1958年東京都生まれ。1981年上智大学外国語学部卒。パリ政治学院、パリ第一大学に留学。鈴鹿国際大学助教授を経て、2001年から武蔵大学人文学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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