感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
松田望
1
重要なのは第三章、心理学的解釈における平均的な伝説の図式。 神話においては、英雄と父親・母親の正常な関係が阻害されている。 子供は神話と同じような空想をする。(自分の本当の親に認められたい) その空想は、幼少期の過大評価されていた時代への愛惜の念を表現している。 (成長過程で、子供は両親の庇護によって生まれた幸せな時期が消えてしまうから) 子供の空想(夢)、神話は密接に結びついている。 共通項はこの世界に生まれた理由。アイデンティティについて語られているという点は同じだが、その差は個人か集団かということ。2014/01/15
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