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子どもをめぐるデザインと近代―拡大する商品世界

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784790715238
  • NDC分類 757.021
  • Cコード C3070

内容説明

明治期の玩具収集熱の高まり、そして大正期以降の「子どもらしい」デザインの爆発的増加―人々の消費欲を刺激してやまない玩具、衣服、家具、文具、菓子などを通して、子どものモノに向けられた大人たちの眼差しを読み解く。

目次

第1章 交錯する眼差し―子どもの発見をめぐって(近代的子ども観の芽生え;江戸趣味と玩具収集;市場における「子どもの発見」;「童心主義」の興隆―大正後期の児童観)
第2章 商品化する子ども世界(子ども用商品をめぐる視座;郷土玩具から教育玩具へ;商品としての既製子ども服;イメージとしての子ども部屋;子ども用文房具の出現;子どもと洋菓子;消費イベントの創出)
第3章 モダニズムと子ども世界(家具装飾デザイナーの子ども観―木檜恕一と森谷延雄;モダンデザインとなった子ども用品―木材工芸学会と工芸指導所による開発;村山知義のイラストレーションに見る子ども観)

著者等紹介

神野由紀[ジンノユキ]
1993年、筑波大学大学院芸術学研究科修了。博士(デザイン学)。現在、関東学院大学人間環境学部教授。専門は、近代日本のデザイン史、文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かりん

1
3:《当たり前の『子どもらしさ』は、実は作られたものかも!?》積読本を風呂読書。子ども向けのデザインや商品は今や当たり前だけど、近代に意図的に作り出されたものであるという話。今例えば「○○は子どもらしさを損なう」みたいに言うけど、その『子どもらしさ』もある意味で作り出されたものなのかな…ということを考えた。近年ハロウィンが浸透したのと同様に、雛祭りや七五三もある時期に仕掛けられたものなんだなぁ。子ども向け商品の実例写真も多く、参考になった。D2022/05/28

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