出版社内容情報
時間・永劫を意味する「アイオーン」は時間概念に空間概念を付与されて神秘的人格を獲得した。その変遷と意味を、古代の密儀、グノーシス主義、錬金術、占星術、キリスト教に探る。フォン・フランツの「ペルペトゥアの殉教」論も収録。
序言
第一部 自己の象徴性についての考察
第 I 章 自我
第 II 章 影
第III章 シジギー――アニマ・アニムス
第IV章 自己
第V章 キリスト、自己の象徴
第VI章 双魚宮
第VII章 ノストラダムスの預言
第VIII章 魚の歴史的意味について
第IX章 魚シンボルの反対傾向並存
第X章 錬金術における魚 一 クラゲ(水母) 二 魚 三 カタリ派の魚象徴
第XI章 魚の錬金術的解釈
第XII章 キリスト教的錬金術の象徴表現の心理学に関する一般的背景
第XIII章 グノーシス主義における自己の象徴
第XIV章 自己の構造と力動性
第XV章 結語
第二部 ペルペトゥアの殉教――心理学的解釈の試み
I 序論
II 文献
III 殉教者達の正統信仰の問題
IV 聖女ペルペトゥアの生涯
V 幻視
VI 第一の幻視の問題
VII 第二および第三の幻視の問題
VIII 第四の幻視の解釈
カール・グスタフ・ユング[カールグスタフユング]
著・文・その他
野田 倬[ノダアキラ]
翻訳
内容説明
時代・時間とその神秘的人格化を表すアイオーンを、古代の密儀、グノーシス主義、錬金術、占星術、中世神秘思想に探る壮大な考察。
目次
第1部 自己の象徴性についての考察(自我;影;シジギー―アニマ・アニムス;自己;キリスト、自己の象徴;双魚宮;ノストラダムスの預言;魚の歴史的意味について;魚シンボルの反対傾向並存;錬金術における魚;魚の錬金術的解釈;キリスト教的錬金術の象徴表現の心理学に関する一般的背景;グノーシス主義における自己の象徴;自己の構造と力動性;結語)
第2部 ベルペトゥアの殉教―心理学的解釈の試み(序論;文献;殉教者たちの正統信仰の問題;聖女ペルペトゥアの生涯;幻視;第一の幻視の解釈;第二および第三の幻視の解釈;第四の幻視の解釈)
感想・レビュー
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Gotoran
roughfractus02
はけ
v&b