入管を問う―現代日本における移民の収容と抵抗

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入管を問う―現代日本における移民の収容と抵抗

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409241585
  • NDC分類 329.94
  • Cコード C0036

出版社内容情報

入管行政の権力神話を解体する



「不法滞在者」はいかなる暴力を受けても仕方がないのだろうか。なぜ、収容者の命がけの訴えは信用されないのか。そもそも入管法違反とは悪なのか。多角的な観点から入管政策を問い直し、その特質と構造を明らかにする。入管行政によって排除された無登録移民が「社会的に生きられる」社会を実現するための嚆矢となる一冊。



「政治的に存在しなければ、国民国家という政治社会秩序のなかでは、存在していないのと同じことである」と述べたのは、みずからも移民出身の社会学者アブデルマレク・サヤドである。政治的な存在として認知されなければ、社会的な存在をも否定される、とサヤドは論じる。実際、マイノリティは発言しても顧みられることがないし、そもそも発言の場そのものが、与えられてこなかった。新聞や雑誌、テレビなどマスコミの媒体で、意見を求められ、発言の機会が与えられるのは、多くの場合、「有識者」である。誰の意見が「聞くに値する」か誰の発言に「正統性」があるか、これらの判断にあたっては、本書で議論したように、認識的不正義が作用する。その結果、公共空間で発言する機会は、平等に配分されないのである。(「おわりに」より)



◎目次

はじめに  髙谷幸・岸見太一

第1章 入管行政と無登録移民―現代日本における「人権のアポリア」  髙谷幸

  収容と追放のながれ 

第2章 仮放免者の生活―国家からの排除/市民社会への包摂  稲葉奈々子

第3章 収容所とは何か  髙谷幸

  入管収容所の歴史 

第4章 なぜ収容者の訴えは信用されないのか―感情労働現場としての収容施設における認識的不正義  岸見太一

第5章 収容所内での抵抗―ハンガーストライキ  稲葉奈々子

第6章 「剥き出しの生」への縮減に抗して―無登録移民の生の保障をめぐる人権と人道  髙谷幸

第7章 許可なく暮らすことは悪いことなのか―政治理論から入管政策を考える  岸見太一

おわりに―無登録移民が「社会的に生きられる」社会へ  稲葉奈々子

あとがき

内容説明

「不法滞在者」はいかなる暴力を受けても仕方がないのだろうか。なぜ、収容者の命がけの訴えは信用されないのか。そもそも入管法違反とは悪なのか。多角的な観点から入管政策を問い直し、その特質と構造を明らかにする。入管行政によって排除された無登録移民が「社会的に生きられる」社会を実現するための嚆矢となる一冊。

目次

第1章 入管行政と無登録移民―現代日本における「人権のアポリア」
第2章 仮放免者の生活―国家からの排除/市民社会への包摂
第3章 入管収容所とは何か
第4章 なぜ収容者の訴えは信用されないのか―感情労働現場としての収容施設における認識的不正義
第5章 入管収容所での抵抗―ハンガー・ストライキ
第6章 「生の剥き出し化」に抗して―無登録移民の生の保障をめぐる人権と人道
第7章 許可なく暮らすことは悪いことなのか―政治理論から入管政策を考える

著者等紹介

岸見太一[キシミタイチ]
福島大学行政政策学類准教授。専門は政治学・現代政治理論。主な論文に「外国人労働者の一時的な受け入れはどんなときに不正になるのか」(『思想』2020年7月号、同論文で第14回社会倫理研究奨励賞受賞)など

〓谷幸[タカヤサチ]
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は社会学・移民研究

稲葉奈々子[イナバナナコ]
上智大学総合グローバル学部教授。専門は社会学・移民・社会運動研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2024/07/07

どさんこ

1
何故、難民を拘束しなければならないのか。仮放免の人達が顔を出して声を上げることにどんなリスクがあるのか。彼らを救うためには、何をしなければならないのか。このような疑問に対して、手掛かりを与えてくれる。2023/09/25

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