布団の中から蜂起せよ―アナーカ・フェミニズムのための断章

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布団の中から蜂起せよ―アナーカ・フェミニズムのための断章

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409241523
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報


【紀伊國屋書店チャンネル】

今、この人の話していること、聞かないとだめじゃないかな。
耳を傾けるだけじゃなくて。体ごと傾けて。
――斎藤真理子(翻訳者)推薦
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あなたに死なないでほしい。

家父長制、資本主義、天皇制に抗して、あらゆる生存のためになにができるのか、なにが言えるのか。金子文子やデヴィッド・グレーバーを参照軸に、アナーカ・フェミニストの立場からこのくにの歪みを抉り出す、ライター高島鈴の初エッセイ集。脈打つ言葉は、きっと誰かの心臓と共鳴する。

「どうせ生まれてしまったんだから、他人のために、少しでもこの世をマシな方向に動かそう。自分のために殺意を使うな。首にかかった手を外して、ゆっくりと社会に向かって拳を握り直そうではないか。いろいろなものに追い詰められて、布団の上に横たわったまま動けずにいる身体は、あなたの意志ひとつで蜂起に参画できる。私はあなたと、そういう戦いをしたいのである」(本文より)

内容説明

初エッセイ集。あらゆるものの革命的生存を祈って。アナーキズム×フェミニズム。

目次

序章
第1章 アナーカ・フェミニズムの革命
第2章 蜂起せよ、“姉妹”たち
第3章 ルッキズムを否定する
第4章 布団の中から蜂起せよ―新自由主義と通俗道徳
第5章 動けない夜のために―メンタルヘルスと優生学
第6章 秩序を穿つ―ナショナリズム/天皇制に抗する
第7章 儀礼から遠く離れて
第8章 死者たちについて

著者等紹介

高島鈴[タカシマリン]
1995年、東京都生まれ。ライター、アナーカ・フェミニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

56
【死に安寧があると知っていて、それでもなお苦しい生へ分け入る道にこそ、社会を変える力があると言いたい。生存は抵抗だ】アナーカ・フェミニストの中世社会史研究家による、“生存を握りしめ権力に抵抗する”初エッセイ集。「終わりに」で、<私という個人がどのような状況に置かれ、何に囲まれていたのかを本として書き記すことは、社会に対する一つの歴史語りである。それを会ったこともない誰か、未知なる隣人に向けて、発してみたかった。顔を見たことのない人とどこかで語らい、共闘するための契機を、何がなんでも作ってみたかった>と。⇒2024/12/12

たまきら

43
いいじゃない、いいじゃない。私の胸に子どもの頃から灯り続けてきた「なぜいうことを聞かなくちゃいけないの?」という火は、アナキストという形で今も輝いています。特に冒頭のエッセイは素晴らしく、武闘派=アナキストではない…という主張は小気味よかったです。静かな怒りを抱えている日々に追われた私たちでも「蜂起できる」かたち。ぜひ多くの人々とともに共有したい戦いです。Punks not dead!2023/05/28

かさお

43
アナーカ、フェミニストの作者。上から目線で語ったデモや表舞台に立たなくても、生き辛くてうずくまったままでも良い、生産性がないボヤキでもいい、私達にただ生きてて欲しいと言ってくれる、罪悪感を持たずにすむ優しいアジビラのメッセージが詰まってる。文章には知性を感じる。カタカナが多くて辞書ひきながら読んだ。沢山の事を知り、新しい扉を開けた気がする。通俗道徳の圧迫感、儀礼に対する嫌悪感、私にもある。おそらく誰にでも多かれ少なかれきっと。モヤモヤを言語化してくれた時、本を読んで良かったと思える本だった。2023/03/16

道楽モン

28
このお嬢さん(失礼!)に、ここまでの覚悟を決めさせる社会こそが狂っているという事。フェミニズム+アナーキズムの旗を掲げることで、かろうじて生を維持している感じが痛々しい。理想を掲げる事はまったく正しい。が、前半のアジテーションに近い勢いの文章(これにはシビレた)が、後半になると、迷える個人の面が出てきてしまう。その正直さには純粋に感動するが、アナーキストたる死にもの狂いのエネルギーは微塵も見えない。個人の尊厳が尊重された時代など、人類の歴史において存在していないのだから、「蜂起せよ」は必然だ。蜂起せよ!2023/02/15

かんがく

18
最近アナキスト本をたくさん読んでいるが、アナキストは過激で暴力的である一方で、優しくて繊細でもあるなと感じる。著者は私と同い年で、紹介されている本を見るに問題意識も近いところにあるので共感をもって読み進めることができた。革命や蜂起には、必ずしもみんなが立ち上がる必要はないのだ。布団の中から蜂起せよ。「行動」できていないことに後ろめたさを感じずに、日々の生活でもアナキズムとフェミニズムを忘れずにいきたい。2023/05/12

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