内容説明
デジタル化・自動化行政への流れは今後益々加速する。私たちは、誰がどんな意図をもって政策をたて運用していくのかを注視しなければならない。法執行機関から医療機関、社会サービスに至るまで、サービスの縮小だけでなくアメリカの機関は貧しい人への罰則を強化し、人種問題も浮上してきている。不平等格差を強力に自動化することでハイテクな監視システムがいかに不正を助長していくのか。本書は、小さな政府が効率化のためにハイテクツールを使ってどのように貧しい人々を益々困難な状況に追いやっているかを明らかにし、効果的な反撃、解決の糸口をさぐる。
目次
序章 危険信号
1 救貧院からデータベースへ
2 アメリカの「心の故郷」で行われた福祉給付審査の自動化
3 天使の街のハイテクホームレス事情
4 アレゲニー郡のアルゴリズム
5 デジタル上の救貧院
終章 デジタル上の救貧院を打ち壊すには
著者等紹介
ユーバンクス,ヴァージニア[ユーバンクス,ヴァージニア] [Eubanks,Virginia]
ニューヨーク州立大学オールバニー校政治学科准教授。テクノロジーと社会正義に関する記事は『サイエンティフィック・アメリカン』、『ネイション』、『ハーバーズ』、『ワイアード』などにも掲載されている。過去20年間、ユーバンクスはコミュニティ・テクノロジーと経済的正義に関連する運動に従事してきた。アワ・データ・ボティーズ・プロジェクトの創設者の一人であり、2016年から2017年度の新米国研究機構の特別研究員。ニューヨーク州トロイ在住
ウォルシュあゆみ[ウォルシュアユミ]
神戸女学院大学文学部英文学科卒。2002年~2005年、2008年~2017年アメリカ在住。産業・映像・出版翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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