99%のためのフェミニズム宣言

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99%のためのフェミニズム宣言

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  • サイズ 46判/ページ数 169p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409241356
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C1036

内容説明

1%の富裕層ではなく、「99%の私たち」のために、性差別・人種主義・環境破壊のない社会を。いまや世界中に拡がる女性たちの運動とも共鳴しながら、研究の第一線でも活躍するジェンダー学者たちが、性の抑圧をもたらす現代資本主義の終焉を呼びかける。分断を正確に認識することで、私たちはまだ連帯できる。

目次

1 新たなフェミニズムの波がストライキを再構成する
2 リベラル・フェミニズムは崩壊した―私たちは前に進まなければならない
3 私たちには反資本主義のフェミニズムが必要だ―99%のためのフェミニズム
4 私たちは社会全体の危機のさなかを生きている―そしてその根源は資本主義にある
5 資本主義社会におけるジェンダー的抑圧は、社会的再生産が利益目的の生産に従属していることに根ざしている―私たちはその順番を正しくひっくり返したい
6 ジェンダーに基づく暴力には多くのかたちがあり、そのすべては資本主義と複雑に絡みあっている―私たちはそれらすべてと闘うことを誓う
7 資本主義はセクシュアリティを規制しようとする―私たちはそれを解放したい
8 資本主義は人種主義的・植民地的暴力から生まれた―99%のためのフェミニズムは反人種主義かつ反帝国主義である
9 資本による地球の破壊から脱するために闘う―99%のためのフェミニズムはエコ社会主義である
10 資本主義は本物の民主主義や平和と両立しない―私たちの答えはフェミニスト的な国際主義である
11 99%のためのフェミニズムはすべてのラディカルな運動に反資本主義の反乱を呼びかける

著者等紹介

アルッザ,シンジア[アルッザ,シンジア] [Arruzza,Cinzia]
ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ(the New School for Social Research)哲学科准教授

バタチャーリャ,ティティ[バタチャーリャ,ティティ] [Bhattacharya,Tithi]
パデュー大学歴史学准教授

フレイザー,ナンシー[フレイザー,ナンシー] [Fraser,Nancy]
ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ(the New School for Social Research)政治・社会科学科教授

惠愛由[メグミアユ]
1996年生まれ。同志社大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程。専門は現代アメリカ文学、ジェンダー表象研究。BROTHER SUN SISTER MOONでベースとボーカルを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

53
なぜ99%という数字が出ているのだろうと思って読み始めた。さほどページの多い本ではないが、読み終えるまでかなり時間がかかった。(用語が難しいから?) フェミニズムの問題を解決するためには、資本主義、新自由主義を変えなければならないと力説されている。所々にキラッと輝く鋭い言葉があり、特に社会的再生産について、いろいろ考えさせられた。世界のあらゆる差別を、どうすれば解消できるのだろうか。2021/04/29

ネギっ子gen

48
アメリカを拠点とする3名のフェミニストによる共著。冒頭に、マニフェスト。11の章立てに、長い「あとがき」がついて、詳細な解説に「訳者のあとがき」。【ジェンダーに基づく暴力には多くの形があり、そのすべては資本主義と複雑に絡み合っている】 1%の富裕層ではなく、「99%の私たち」のために、世界中に拡がる女性たちの運動とも共鳴しながら、性差別・人種主義・環境破壊のない社会を目指す闘いをすることを宣言する。本書は、下段の注釈や重要なフレーズはゴチックの工夫等で意外と読みやすかった。エキサイティングな読書でした。⇒2022/09/04

わん子

32
資本主義社会は年代を追うごとに変容し、今はネオリベラリズム=新自由主義社会だそうだ。経済の金融化、自己責任論、社会保障の民営化による弱者(有色人種、女性、性的マイノリティ、低賃金のエッセンシャルワーカー 等々)への経済的心理的構造的抑圧そして抑圧側の差別意識の助長。資本主義は私達が富を享受する仕組だと思わされること自体がネオリベの狡猾さ。資本主義の否定なんて過激?いやいや、誰かを抑圧することでしか生きられないなんてまっぴらだろ!人間らしく生きることを考えたら当然の帰結とも言える魂の希求なんではないかな。2021/01/30

katoyann

23
気鋭の学者3人による反資本主義フェミニズムのマニフェストである。「体制の一員になる」リーン・イン・フェミニズムは能力主義を礼賛し、ガラスの天井を破るとして、企業幹部や経営者、または政治家になる女性を応援してきた。しかし、一部の特権階級の女性のために家事と育児が女性の移民労働者に外注されるという新たな搾取が生じる。つまり資本主義体制を維持するエリート女性のために大多数の女性が抑圧される。それはまた福祉予算を縮小する新自由主義を追認する。その結果、大多数の女性の貧困が生じる。資本主義打倒を訴える刺激的な一冊。2022/01/17

nbhd

23
いろいろ考えさせられた。この宣言は、「女性も競争に参加して、高い生産性をあげることが女性の地位向上につながる」とする“リーン・イン・フェミニズム”を批判の対象としている。女性男性問わず、様々な困難の原因は資本主義にある。リーン・インの人たちが、多様性を盾に(←これが厄介)「これが私の生き方なのよ!」と主張すると、資本主義にさらに拍車がかかり、99%は困る。だから、戦うのだ!と宣言している。マルクスばりに力強い。2021/06/29

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