感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
K
8
古本。「ボーヴォワールーー自身を語る」という映画のテキスト完訳。彼女の著作とはまた異なった、インタヴューという形で自身についてあれこれ語っている。内容としてはかなりライトな印象であるが、たったこれからでも彼女がいかに力強い人間であり、単に「サルトルの付き人」では収まらない人間であることは良くわかる。彼女もサルトルと同じ考えを持っていて、それで文字通り分かり合える関係だったことは理解できた。『第二の性』出版当初の状況を少し知れた。カミュは読んで激怒したらしい。2023/09/24
