出版社内容情報
時代の流れの渦中で書かれた作品を読み直し、日本の近代文学を下から担った作家達の足跡を辿る。
目次
1 文学の力(屹立する志;焼えつくす魂;傷痕の証言―中国;事件としての文学)
2 海峡のこだま(負荷からの出発;執着への沈潜;方程式への挑戦)
3 越境した日本語(『台湾万葉集』の人びと;台湾の日本語文学)
4 徴用作家の軌跡(徴用作家の見た南方;戦争体験の行方)
5 風土が生む文学
著者等紹介
音谷健郎[オトダニタツオ]
1944年広島県生まれ。広島大学政経学部卒業。1968年朝日新聞入社。京都、神戸支局、大阪・社会部などを経て大阪・学芸部記者。2004年7月定年退職。現在フリー
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