出版社内容情報
患者には恐るべき誤診も,医師には日常的な経験である。地域病院の医師が体験した誤診の実情と技術的要因を検討し,誤診を生まないために患者と医師との共同の努力を語る。
【目次】
第1章 正直な誤診の話(Ⅰ)
1 大学病院とて誤診する<その1>
2 大学病院とて誤診する<その2>
3 大学病院とて誤診する<その3>
4 駆けだし時代の失敗(誤診心理学)
5 カゼ薬でおこした尿閉
6 急性心筋梗塞症の臨床から
7 高血圧症の診療から
8 新しい疾病概念の登場
9 「誤診」と「見落とし」
10 臨床検査データが病気を生む
11 検査データにふりまわせれて
12 スクリーニング検査のおとし穴
13 まずありふれた病気を
第2章 私の誤診論
1 臨床医にとって誤診とは
2 誤診の実情とその背景
3 誤診のパターン
4 診断のプロセスと誤診のプロセス
第3章 正直な誤診の話(Ⅱ)
1 医原病<その1>
2 医原病<その2>
3 医者の”仁義”か、同業者のなれあいか
4 病理解剖からわかったこと
5 剖検室からの呼び出し
6 剖検の効用を考える
7 診断は正しい、されど...
8 生かされなかった癌診断
9 我田引水、唯我独尊
第4章 誤診と患者の人権
1 はじめに―推理小説「十五人の殺人者たち」より―
2 診断の過程と患者の人権
3 誤診と患者の人権
4 医療過誤を考える
第5章 患者さんとの対話
1 誤診されないための医者へのかかり方―患者側からの情報提供―
2 診察室で―連載「私の主治医」より―
おわりに
内容説明
恐るべき“誤診”、しかしそれは医師の側からはごく日常的な経験でもある。医師の立場から誤診の背景、技術的要因を検討し、誤診を生まないために患者と医師との共同の努力を語る。
目次
第1章 正直な誤診のはなし(1)
第2章 私の誤診論
第3章 正直な誤診のはなし(2)
第4章 誤診と患者の人権
第5章 患者さんとの対話
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