ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方

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ポスト・アートセオリーズ―現代芸術の語り方

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784409100448
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C1070

内容説明

1980年代、アーサー・ダントーは「芸術の終焉」を唱えた。しかし、その後、現代アートはグローバル資本主義の拡大に同伴するかのように爆発的な隆盛を見せる。一方、芸術に向き合ってきた人文学はポストモダニズムの席巻の後、社会主義の崩壊、メディア技術の発展やアート自体の拡散も相俟って、理論的なものが後退してゆく。果たしていまや、この事態に斬り込む言葉はあるのか。本書では、「理論」を牽引するジャーナル『オクトーバー』『クリティカル・インクワイアリー』の変遷を軸に、現代思想とアートの複雑な絡み合いを読み解く。米国を越えて加速する世界規模の知のサーキュレーションを背景に、かつての理論的地平の乗り越えを試みる。

目次

1 理論(「芸術の終焉」以降のアートの語り方;ポストモダニズムとはどのようなものであったのか;ポストセオリーという視座)
2 批評(分断された肉体―寺山修司;ポストモダニズムを射抜く―ミックスド・メディア・シアター;紅のバラ―ピナ・バウシュ「窓拭き人」;イメージのマテリアリティ―アラン・セクーラ;イメージの制御、その行方―「渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの“映像演劇”」;呼び覚まされる声―三輪眞弘+前田真二郎「モノローグ・オペラ『新しい時代』」;黒いコードの群れ―クリスチャン・ボルタンスキー「Lifetime」)
3 討議 冷戦終結以降におけるアートと思想のサーキュレーション―ミハイル・ヤンポリスキーを手がかりに(+乗松亨平、番場俊)

著者等紹介

北野圭介[キタノケイスケ]
1963年生。ニューヨーク大学大学院映画研究科博士課程中途退学。ニューヨーク大学教員、新潟大学人文学部助教授を経て、立命館大学映像学部教授。映画・映像理論、メディア論。2012年9月から翌年3月まで、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

16
この書を読みながら終始、気になるのはヴィクトル・ユーゴの「ノートル=ダム・ド・パリ」。なんとも場違いな話しだが、「現代芸術」は14・15世紀と同様のメディアの変容のなかにある。ユーゴはそんなパリの大聖堂のメディアとしての変容を小説にした。18世紀、建築はニュートラルな建物に変わったが誕生したのは芸術そして鑑賞空間。文学・絵画・彫刻・音楽は教会とは異なる美術館・コンサートホールという空間を獲得する。ニューメディア技術が一般化する21世紀、「現代芸術」はいかなる空間を必要とするか。「芸術とは何か」と言う問い。2023/03/19

たろーたん

1
芸術とは何か?歴史を振り返れば、その語り方は大きく分けて二つある。一つは模倣説であり、これは「芸術は世界(の断片)の似姿を実現している」とする考え方だ。近代初めまでは、この世界の体験の再現という方向が主流であった。もう一つは表現説で、写真の登場で世界をそのまま映せるようになったため、「芸術は作家の感じていることが表現(外に押し出す)とする」考え方だ。この考え方では、作品は世界の精緻なコピーよりも、むしろズレている方が価値を持つ。(続)2023/06/22

ozanarimakoto

1
この人の本は縁があって昔からほとんど読み続けているが、いい加減こっちもこなれてきたのか、それとも筆者が変わってきたのかずいぶんと引っかかりを感じず読めるようになってきたように感じる。しかし、やはり後者の気がする。するする読めたとはいえ、読み終わった後になにが書かれていたか考えてみても、いまいちはっきりとは言えない。2021/11/11

0
ボルタンスキーについてがめちゃいい2021/10/20

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