内容説明
道の思想を受け継ぐ、高度な身体運動文化。日本人の心の奥深くに根付いてきた武道を思想史的に論じ、日本文化の一側面を明らかにする。
目次
第1章 道の思想(中世の道の思想;新陰柳生流 ほか)
第2章 修行論(日本文化と「型」;武芸における「型」修行 ほか)
第3章 心法論(新陰柳生流;二天一流 ほか)
第4章 技法論(新陰柳生流;二天一流 ほか)
著者等紹介
前林清和[マエバヤシキヨカズ]
1957年生まれ。1986年、筑波大学大学院体育研究科修士課程修了。筑波大学・博士(文学)。神戸学院大学人文学部教授、学際教育機構「防災・社会貢献ユニット」ユニット長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kenji Suzuya
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西洋的心身観の否定や型稽古の全体的意義については認めるところがある。伝書の比較検討という手法からはこの辺りがわかるのは妥当であるし有意義である。しかし、技法に関するところは伝書の記述を列挙して現代語訳しているに過ぎず、正直いって無意味である。武術家を気取っている著者が大したことのない人物である証であり、やはりきちんと武術のできる人間でなければわからないということだ。なおこれで博士号を取得したとのことだが、それほどの価値のあるものなのかは甚だ疑問である。2012/08/04
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